6月6日の5、6時間目に、アウトリーチプログラムが行われました。アウトリーチプログラムでは、様々な国から早稲田大学へ学びに来ている留学生の方々が母国についてレクチャーしてくださいます。普段なかなか関わることのない外国の方々との交流を通して、異文化理解やグローバル精神を養うことを目的とする、毎年楽しみな行事の一つです。
中学校生活最後となるアウトリーチプログラムで、私たちのクラスにはロシア出身の留学生の方が来てくださいました。私たちは、そのとき学院に研修に来ていたフランス人の高校生と共に、ロシアの言語や文化についてクイズやミニゲームを通して学びました。はじめはロシアについての○×クイズをして、ロシアの通貨や面積、ちょっとした豆知識などを知ることができました。次に、ロシアの挨拶を学びました。ロシア語というと縁遠い言語というイメージを持っている人も多いように思います。私もそう感じていたうちの一人でした。しかし、いざロシア語の「こんにちは」や「ありがとう」といった簡単な表現を学んでみると、すぐに覚えることができ、ロシア語が少し身近な言語に感じました。
最後に、みんなでディスカッションを行いました。日本とロシアにはどのような関係があるのか、日本食とロシア食にはどのような違いや共通点があるか、というようなテーマのもと、フランスの高校生も含めて意見を交わしました。普段あまり考えることのないテーマだったため各自が異なる意見を持っていて、非常に充実した時間を過ごすことができました。
このアウトリーチプログラムは、ロシアの文化はもちろんのこと、世界の国々についてもっと知りたいと思うきっかけにもなりました。これからも自分の視野を広げるために様々なことに興味を持って取り組みたいと思います。
(3年 重本)