Waseda University Junior High School早稲田大学 高等学院 中学部

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MATLAB Workshopを受けてみて

中学部1年 岩村・坂本

中・高のコンピュータ研究部では,12月21日にMathWorksという会社の方々に来ていただき、MATLABの使い方と、その応用について教えて頂きました。MATLABは、データの解析、アルゴリズムの開発、モデルの作成といった数学、グラフィックス、プログラミングのプロセスを一度に出来るソフトウェアです。NASAを始めとした航空宇宙分野や、日本の大手自動車メーカーの開発を支えています。午前は高校物理の放物運動を画像処理技術を使った解析を通して、物理や画像処理、放物運動について体験しました。午後はMATLABの基本操作を学び、画像解析、機械学習の分野を含めたデモを行いました。

午前は、高校物理で学習する放物運動を、画像処理の技術を使って解析し、画像処理や放物運動を体験しました。グループに分かれて、ボールを投げる様子を動画で撮影し、MathWorksの方々が作ってくださったMATLABで動作するソフトウェアを使ってボールの画像解析、思ったような放物線を描いているか考察しました。撮影した動画を、1つ1つの画像としてトリミングし、RGB、HSV、L*A*Bというもので、ボールの軌跡だけが残るようにして、解析しました。動画から解析するため、カメラの向きなどによって、実際の放物線とずれてしまい、とても難しかったです。理論値(理論的にはそうなるはずの値)にどのように数値を変えても、理論値のグラフには、近づきませんでした。やり方を変えていきながら、理論値どおりのグラフ作れるようにしたいです。実際に身の回りにあることを、ソフトウェアを使って学ぶことができたので、とても良かったです。今後は、今回学んだことを生かし、様々なことをデータから考察しながら、プログラミングや、人工知能のことについて、理解を深め、積極的に、新しいことを学んでいきたいです。

午後はMATLABの基礎操作とプログラミングの基本事項を学んだ後、画像解析と機械学習の分野を含むデモの動かし方を学びました。午前中に苦労した放物線の理論値をプログラミングにより求めました。手で行う計算では、正確に求め、書くことの難しいグラフ化を数十行のコードで行うことにはとても驚きました。また、MATLAB内にあるアプリを応用することで、数字の画像解析と機械学習を行えることを学びました。今年はAIに関する研究を始めたので、この機会にMATLABを積極的に使って、本格的な機械学習についても出来るようになりたいです。

 

 

 

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