理科部では昨年に引き続き、8月後半の4泊5日で、新潟県佐渡市を訪れ、生物学的かつ地学的なフィールドワークを中心とした合宿を実施しました。
初日は上越水族館の見学、2日目は海洋実習とジオパークウォーク・砂金採り、3日目はトキの田んぼ体験とペットボトルロケットの研究、4日目はアジ釣り、5日目はたらい舟体験をしました。
天候の悪い日が続きましたが、幸運にも雨を避けられ、すべての活動を行うことができました。宿舎では、勉強時間を設けましたが、自由時間も多く、昆虫採集や広い芝生でのレクリエーションなどもできました。最後の晩にはバーベキューで親睦を深められ、部員にはとても充実した合宿だったようです。
(以下、参加生徒のコメント)
- 5日間で学んだことは沢山あります。その中でも、異なる学年でグループを作りペットボトルロケットを飛ばすという行事がとてもためになり、下級生ととても仲良くなれました。4泊5日の合宿、仲間のいる部活主体の行事だからこそ心置きなく楽しめました。中学生最後の合宿は、心残りなくとても楽しかったです。
周(3年) - 生物班は、新潟大学理学部附属臨海実験所の先生方の指導のもと、シュノーケリング採集を行いました。アメフラシやヒラミルミドリガイなどの生物を採集し、その特徴を教えていただきました。生物が大好きな私には、興味深い経験でした。佐渡島は自然豊かだということを体感できました。佐渡島は、南北の自然が混ざる日本の縮図と聞きましたが、確かにそうだと感じています。
真田(2年) - 地学班は、小木ジオパーク、民俗博物館、宿根木の街巡り、そして西三川ゴールドパークを巡りました。3時間かけて回ったジオパークでは、砂州の上を歩き、海底火山噴火により流れ出た枕状溶岩を間近で見るという貴重な体験をしました。佐渡最大の琴浦海食洞も見学しました。琴浦から見た断崖海岸線の美しさは忘れられないものになりました。
スミス(2年) - 物理班は、ペットボトルロケットを作りました。ペットボトルに羽を付け、水と空気を噴出させて、その反作用によって飛行させます。学年混成の3人班対抗で、ペットボトルロケットの飛ぶ距離を競い合いました。500ml、1L、1.5Lのペットボトルを材料に、それぞれの班でメンバー同士話し合い、知恵を出し合っていました。もちろんロケットを作るのも飛ばすのも楽しかったですが、後輩たちとも話す機会ができ、みんなで活動したのが何よりも楽しかったです。
伊藤(3年)