入学したばかりの皆さんは、高校とは違った広い敷地に戸惑ったり、建物の場所を覚えるのに苦労するかもしれません。そんな広いキャンパスには、オンライン授業で使える個人ブース型開放教室や、レポート作成の指導を受けられる施設、医療費給付制度など、便利な施設やサービスが盛りだくさん。ぜひ最大限活用して、充実した学生生活を送りましょう!
※記事の内容は、2024年3月24日現在の情報です。状況により、情報が変更になる可能性があります。最新情報は各Webサイトを確認してください。
INDEX
▼キャンパスで困ったときには…
▼授業を受けるための環境や教室を確認したい
▼学びを深めるのに使える施設は?
▼大学でも体力づくりに励みたい!
▼大学のサービスをさらに活用しよう
キャンパスで困ったときには…
Support Anywhere(通称、サポエニ) 早大生が知りたい情報をひとまとめにしたOne-Stop Dictionary
早稲田大学で学生生活を送る上で、さまざまな疑問や不安を抱える学生も多くいることでしょう。そんなとき頼りになる強い味方が「Support Anywhere(通称、サポエニ)」です。
サポエニは、学生の皆さんが必要な情報を「いつでも・どこでも」入手し、自ら問題を解決できるようにすることを目的としています。大学から発信される情報は多岐にわたるため、新入生の皆さんはどこに何を聞けば良いのか迷うこともあるかもしれません。分からないことや知りたいことがあれば、まずはサポエニを活用して、問題を解決しましょう!

チャットボットで質問すると、ワセダベアが皆さんの問題解決のお手伝いをしてくれます。入力された質問に対して人工知能(AI)を活用してやり取りをすることで、時間や場所にこだわらず、「手軽に」質問をすることができます
サポエニでは、以下に関する情報を分かりやすく案内しています。加えて、学内のさまざまな施設やサービスを幅広く紹介しており、まさに早大生必見のお役立ちサイトです。
- 授業(科目登録、成績、試験など)
- 各種手続きや申請(証明書発行、住所変更、口座変更、休学など)
- 学費や奨学金
- 留学や在留資格
- 教員免許状や各種資格
- キャリア形成や就職活動支援
- 施設利用や学生生活 など
早稲田ポータルオフィス

早稲田ポータルオフィス内
早稲田キャンパス7号館1階にある早稲田ポータルオフィス(WPO)は、学生の皆さんの総合案内窓口です。PCトラブルやIT全般の利用相談、早稲田キャンパス内の忘れ物の問い合わせ対応、グローバルエデュケーションセンター(GEC)が展開する全学オープン科目の履修相談など、さまざまなサービスを提供しています。また、雨の日に傘を貸し出しするサービスも行っています(数に限りあり)。窓口には同じ学生の立場から相談に応じてくれる学生スタッフもいますので、気軽に足を運んでみてください。一部のサービスは事前の来訪予約が必要となりますので、来訪の際は、あらかじめWPOのWebサイトを確認してください。
傘シェアリングサービス「アイカサ」も活用しよう!

早稲田キャンパス8号館は南門側の出入口に設置
傘を忘れた日に急な雨に降られたら、WPOの貸し出し傘の他にも、学内に設置している傘シェアリングサービス「アイカサ」が便利です。1日(24時間)140円(1本あたり)で傘をレンタルできるサービスで、学内だけでなくJR山手線・西武新宿線・西武池袋線・小田急線沿いの駅などを中心に多数のスタンドがあり、自分の都合のよい場所に返却できます。
年間3,000本以上のビニール傘(プラスチック)を廃棄していた早稲田大学では、環境問題対策の一環としてもアイカサの利用を推奨しています。実際に利用する場合には「アイカサ」アプリが必要です。詳細はアプリやアイカサWebサイトを確認してください。
授業を受けるための環境や教室を確認したい
無線ネットワークなどの情報環境

多くの教室で無線LAN接続が可能
自身が所有するPCやタブレット、スマートフォンなどの機器を学内ネットワークに接続することが可能です。ネットワークの利用方法に関する情報は、ITサービスナビの「ネットワーク利用案内」で確認できます。学内特定のエリアでは無線LAN利用が可能となっていますので、アクセスポイントが整備されている教室であれば持ち込んだデバイスでネットワーク利用が可能です。また、VPN(Virtual Private Network)を利用することにより、自宅や外出先などの学外から早稲田大学のネットワークに接続することも可能です。これにより、早稲田大学が利用提供を行っているソフトウエアを学外からダウンロードし、自身のPCにインストールすることも可能です。
ITに関することならまずはここ!「ITサービスナビ」
大学が提供するネットワークや各種システム、ソフトウェアなど、ITサービスに関する案内や、情報セキュリティに関するお知らせ、システム・サービスのメンテナンス情報など、大学のITに関する情報が集約されたWebサイトです。ITに関する疑問や相談事項がある場合は、まずこのサイトへ! また、「お問い合わせ」ページから、各種窓口やお問い合わせ方法を確認することもできます。
オンライン授業受講のための個人ブース型開放教室・空き教室
対面授業の前後にオンライン授業がある場合などに利用できる、オンライン授業受講のための教室を用意しています。対象となる教室は学期ごとに異なります。早大生お役立ちWebサイト「サポエニ」などからご確認ください。個人ブース型の教室は、三方向の仕切りで広めの机が個人スペースとして区切られているため、発話を主とした授業での利用を推奨しています。席ごとに電源も用意されています。早稲田キャンパスでは7号館(3、4階)、10号館(3、4階)と22号館地下に個人ブース型の開放教室があります。個人ブース利用時の注意点や空き教室の場所などは、各学部・研究科Webサイトなどで適宜確認しましょう。
オンライン授業受講のために設けられた教室(写真は早稲田キャンパス 10号館 308教室)
学びを深めるのに使える施設は?
グループ学習施設(ラーニングコモンズ)
個人学習、グループ学習、課外活動などで利用できるグループ学習施設を用意しています。プレゼンテーション練習やセミナー実施など、さまざまな用途で利用可能です。各キャンパス、図書館内に設置されていますので、ITサービスナビWebサイトでご確認ください。利用時間や利用方法については、それぞれの場所で異なりますので、各ページにて確認してください。
早稲田キャンパス7号館1階のW Spaceは、少人数から大人数まで幅広い用途で利用可能。入口には「おしゃべり」「飲み物持ち込み」「食事」「携帯電話の使用」の可否をイラストで表示している
学生読書室
早稲田大学には、中央図書館とキャンパス図書館(高田早苗記念研究図書館、戸山図書館、理工学図書館、所沢図書館)に加え各学術院の学生読書室があり、図書の貸出や資料を活用した自習ができるほか、コピー機も設置しています。学生読書室を利用する場合は原則として学生証が必要です。授業休止期間中など開室日時が変更となる場合がありますので、詳しくは図書館Webサイトで確認してください。

法学部学生読書室
<場所>
●李健熙(イゴンヒ)記念図書室(政治経済学術院学生読書室):早稲田キャンパス 3号館 地下1階
●法学部学生読書室:早稲田キャンパス 8号館 地下2階
●教育学部学生読書室:早稲田キャンパス 14号館 地下1階
●頂新国際グループ記念学生読書室(商学部・国際教養学部学生読書室):早稲田キャンパス 11号館 地下1階
●社会科学部学生読書室:早稲田キャンパス 14号館 7階
●日本語教育学生読書室:早稲田キャンパス 22号館 3階
●理工学生読書室:西早稲田キャンパス 55号館N棟1階
ライティング・センター
日本語・英語で書かれたレポートや論文などの学術的な文章について、対面またはオンラインで無料の個別指導が受けられます(1セッション45分間)。指導をするのは、文章指導の訓練を受けた大学院生のチューター。書き始める前から最後の見直しまで、どの段階でも指導を受けられるので、気軽に利用しましょう。予約方法はライティング・センターWebサイトから確認してください。
<場所>
●早稲田キャンパス :3号館 2階
●西早稲田キャンパス分室 :60号館 2階 201号室
●所沢キャンパス分室 :100号館 4階 所沢図書館ラーニング・コモンズ(サポート・エリア)
写真左:オンラインでの個別指導の様子
写真右:対面での個別指導の様子
日本語教育研究センター(CJL)
早稲田大学日本語教育研究センター(CJL)では、留学生が自律的に日本語を学習できるように、日本語学習を支援する「わせだ日本語サポート」を開設しています。留学生の日本語学習や日本語を使った学生生活を応援するため、大学院生のスタッフが日本語学習に関する個別のアドバイジングセッション(学修相談)やイベントを行っています。イベントでは、留学生の先輩から進路の話を聞いたり、日本人学生と交流したりする機会もあります。日本語力を伸ばして、充実した留学生活を送りたい皆さんをお待ちしています!
支援内容は次の通りです。
(1)日本語学習アドバイジング
(2)日本語に関する質問
(3)日本語学習に関するリソースの提供
(4)日本語学習のイベント実施
(5)学内機関との連携
詳しくは日本語教育研究センターWebサイトで確認してください。
大学でも体力づくりに励みたい!
トレーニングセンター

マシンの数も豊富(2019年度秋学期撮影)
戸山キャンパス学生会館地下2階にあるトレーニングセンターは、一般のスポーツクラブ並みのトレーニング機器が取りそろえられています。更衣室・シャワールーム(有料)も完備していますので、授業の合間や放課後などに気軽に利用しましょう。
●登録料:年4,500円(学生会館2階の手数料収納機にて手数料収納証を購入、登録してから1年間有効)
●利用料:無料
●登録方法:健康診断書(年度内に受診したもの、受診項目は身長、体重、血圧、検尿、内科問診)、証明写真1枚(4cm×3cm)、学生証、手数料収納証を持参し、トレーニングセンターで登録。
最新情報は学生生活課Webサイトで確認してください。
リフレッシュスタジオ

早稲田アリーナ内の多目的運動場
戸山キャンパス早稲田アリーナ地下1階にある多目的運動場内リフレッシュスタジオでは、ピラティスやヨガなど、専門のインストラクターによるレッスンプログラムを用意しています。初めての人でも参加可能なレッスンが中心です。
プログラムの日程など、詳細・最新情報は学生生活課Webサイトで確認してください。
●登録料:年度1,500円(学生会館2階の手数料収納機にて手数料収納証を購入、年度ごとに更新)
●利用料:無料
●登録方法:学生証、手数料収納証を持参し、トレーニングセンターで登録。
高石記念プール

25m×6レーンある室内温水プール
年間を通して利用できる室内温水プールが戸山キャンパス図書館棟にあります。競技スポーツセンターWebサイトで詳細を確認の上、利用してください。
●登録料:無料
●利用料:1回300円(学生会館2階や高石記念プール内の手数料収納機にて手数料収納証を購入)
●登録方法:学生証(学生定期健康診断受診済印が押印されているもの〔※〕)、心電図検査結果(3年以内のもの)を持参し、高石記念プールで登録。
〔※〕年度内に健康診断を受診した証明が必要です。学内で定期健康診断を受診していない場合、外部医療機関で受診した健康診断書を持参してください。
大学のサービスをさらに活用しよう
知って得する「医療費給付制度」

学生生活課窓口(2024年1月撮影)。高額な負担になることの多い歯科治療なども、保険診療の場合は医療費給付の対象
各学部・研究科の正規生(ダブルディグリーを含む)、各大学院の研究生の皆さん(※)には、日本国内の医療機関で支払った医療費の自己負担分(保険診療の3割負担分)の一部を、申請に基づき年度給付限度額60,000円の範囲内で給付しています。
(※)人間科学部通信教育課程学生、委託履修生、科目等履修生、日本語教育研究センター所属学生、交流学生および外国人特別研修生は除く
一つの医療機関につき、自己負担額から月額1,000円を差し引いた金額がMyWasedaに登録されている本人名義口座に振り込まれます。また、給付申請は、診療した月の翌月から3カ月目の10日(※)が提出期限となります。詳しくは学生生活課Webサイトで確認してください。
(※)例えば、2024年4月にかかった医療費は、2024年7月10日が提出期日
なお、教育研究活動中に不慮の事故でけがを被った場合には、その経済的負担を軽減することを目的とした学生補償制度(傷害補償)もあります。
学生の成長の場を創出する「学生参画・ジョブセンター」
学生部学生生活課内に設置された学生参画・ジョブセンター(SJC)では、空きコマを利用して効率的に働ける学内の「スチューデント・ジョブ」を中心に、学生の声・提案を取り入れた企画・イベントなどを通じて、学生のさまざまな「成長の場」を創出しています。
写真左:学生参画・ジョブセンター(SJC)で活動する清水一桃さん(文学部 4年)
写真右:学生生活課 早稲田ウィークリー編集室で活動する佐藤里咲さん(人間科学部 2024年3月卒業)
また、学外のスチューデント・ジョブでは個別指導塾を紹介しています。詳しくはMyWasedaの「お知らせ」で確認してください。
早稲田大学ではこの他にも、ここでは紹介できないほどたくさんの施設・サービスを提供しています。Webマガジン『早稲田ウィークリー』などで情報を発信しているので、ぜひ積極的に活用しましょう!