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内定学生が振り返る ー コロナ禍の就活で考えたこと

これから本格的に就職活動を始める皆さんの中には、新型コロナウイルスの影響で採用がどのようになるのか、不安に思っている方もたくさんいるのではないでしょうか。そこで、2020年度に就職活動を終え、キャリアセンターの学生キャリアアドバイザー(SCAとして活躍する先輩から、コロナ禍の就活で思ったことや、発見したことなどを聞きました。参考にしてみましょう。

熱海にて。日本文化が好きで、普段から和服を着ることも

フィールドワークで「地方公共団体」の役割を知り、「国家公務員総合職」を目指すことに 

政治経済学部 4年 西野 雄貴(にしの・ゆうき)
総務省(国家公務員総合職 地方自治分野)に内定

私は、個性豊かな地域から成る日本が大好きで、常々すてきだなと感じていました。日本各地で暮らす多様な人々の生活を支えたいという思いがあり、特に、地方自治や地域活性化に興味があったので、就職活動では国家公務員総合職を目指そうと考えていました。

地方自治に興味を持ったきっかけは、高校3年生のときに対馬(長崎県)でフィールドワークを行ったことです。活動を通して、一つの地域の中にもさまざまな人々が生活していることを実感しました。そして、人々と向き合いながら、その生活を幅広く支えている地方公共団体の役割を知りました。大学入学後は、沖縄の伝統芸能であるエイサーの演舞を披露する団体に所属しました。東京に活動拠点を持つその団体では、沖縄県出身者と関わることも多く、対馬で感じたときと同様に、住民の多様性や、地域に根差した活動が全国各地に広がっていることを感じました。

エイサー団体のメンバーとして、新宿のイベントに参加した際の一枚

こうした経験から、今後も全国各地の住民が幸せに生活でき、個性豊かな地域が存続できる社会の維持・発展に貢献したいと思うようになりました。そして、そのためには地方公共団体の役割が重要だと思い、地方自治制度などを所管する総務省を目指すようになりました。

【私の就職活動のスケジュール】
学年 時期 行動 備考
2年 5月 公務員試験予備校に入会
11月 初めて中央省庁の業務説明会に参加 以後、現在の内定先(総務省)の説明会には定期的に参加
3年 8月初旬 総務省のインターンに参加
9月初旬 本格的に試験対策を開始 試験前1カ月を切っており、焦って予備校の面談を受講
9月末 「国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)教養区分」 1次試験
11月 「国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)教養区分」 2次試験
12月 「国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)教養区分」 最終合格
2月 中央省庁の業務説明会に積極的に参加 6月中旬まで総務省の説明会にはできる限り参加していた
3月 業務説明会等がコロナの影響でオンライン化
民間企業の選考に参加 6月初旬まで
4年 6月初旬 民間企業1社から内々定を頂く 検討した結果、承諾期限(内々定から数日)に辞退
6月末 国家公務員総合職「事前面談会」
7月下旬 国家公務員総合職「官庁訪問」
8月下旬 総務省から内々定を頂く

説明会からインターンシップ…国家公務員総合職への道

私は、大学2年生のときに初めて中央省庁の業務説明会に参加しました。それ以降、最も興味のあった総務省の説明会には定期的に参加していました。説明会に何度も参加する中で、「この省で働きたい」という思いがより強くなっていきました。住民の生活や、地域の実情をできる限り具体的に意識しながら日本全国の地域に関わるという、自分のやりたいことが実現できそうだと思ったからです。加えて、職員の方々が共通して持っている視点や考え方にも魅力を感じました。そして、3年生の夏には、総務省のインターンシップに参加しました。インターンでは、与えられた課題を通して業務内容を具体的に体感し、職員の方の考え方をより理解することができました。

3年生の12月には「国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)教養区分」に最終合格(1次試験・2次試験)。2月から第一志望である総務省の業務説明会に積極的に参加し始めました。3月以降は、新型コロナウイルスの影響で、説明会などが全てオンライン開催へと切り替わったのですが、実はこのことで、説明会などに気楽に参加できるようになり、他省庁の説明会にも参加し始めました。

コロナによるスケジュール変更などで不安に。3月には民間企業2社へエントリー

コロナ禍の前は、「国家公務員になりたいのだからそこに絞るべきだし、それで大丈夫!」という根拠のない信念と自信があり、民間企業の選考は受けない予定でした。しかし、官庁訪問の時期が近づくにつれて自信がなくなってきました。さらに、もともと国家公務員の内々定解禁が民間企業より1カ月以上遅い上に、コロナの影響で選考スケジュールが変動。スケジュールが全く読めませんでした。そのようなことから、「内々定をもらえなかったら就職できないのではないか」と不安になったのです。そこで、急いで民間企業の就職活動も始め、3月には2社に絞ってエントリーしました。

こうして民間企業の就活をしたことで、結果的に省庁と比較することができ、第一志望であった総務省の特徴や社会における役割も、より広く、深く理解できました。特に、民間企業の内々定を頂いたときには、中央省庁と民間企業を真剣に比較しました。最終的に国家公務員の道を選びましたが、その過程があったからこそ、現在の進路に心から納得できているのだと感じています。そして、将来もし「やっぱり民間企業の方が良いかもしれない」と思うときが来たとしても、今回の進路選択に対して後悔はしないと思います。

写真左:「募集案内」のパンフレットは、官庁訪問の対策など、長期的に活用
写真右:官庁訪問対策として、さまざまな論点や事例を得るために読んでいた雑誌の一部

就職活動において、今回はコロナの影響で採用者数が減るのではないかという点や、例年とは異なる就活形式・スケジュールになった点が最初は非常に不安でした。しかし実際には、説明会や選考がオンラインになり、参加しやすくなったことで、比較できる業界や企業の幅が広がりました。また、オンラインでの選考は、対策に関する情報が少なく心配でしたが、実際には対面の選考とあまり変わらないように感じました。オンラインでも対面でも、最初は緊張してうまく話せませんでしたが、練習や実践を重ねるごとに、伝えたいことをしっかり話せるようになりました。コロナ禍で大変なことも多々ありましたが、業界や企業を比較するためにも、就職活動に慣れるためにも、第一志望だけでなく複数の業界の説明会・選考に参加してよかったと感じています。

後輩へのメッセージ

コロナの影響もあり、就職活動に対する心配は一層大きいと思います。私も就職活動中は不安になったり自信を失ったりすることが何度もありました。そんなときには、先輩や友人、家族といった周りの人たちに励ましてもらったことで、再び前を向けるようになりました。就職活動を終えた今、就職活動は人に頼る練習でもあったのかな、と感じることがあります。つらいときは一人で抱え込まず、誰かに頼りましょう! 悔いのない進路選択ができるよう、応援しています。

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