

會津八一記念博物館
問題:
近代日本を代表する画家・横山大観。會津八一記念博物館にあるこちらの作品は、彼とその盟友がこの建物のために描いたものです。さて、絵の上半分にはどんな景色が描かれているでしょう?

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坪内博士記念演劇博物館
問題:
早稲田大学文学部創設の中心人物・坪内逍遙が「日本のシェイクスピア」と絶賛した歌舞伎作者・河竹黙阿弥(かわたけ もくあみ)。さて、河竹黙阿弥の歌舞伎が源流とされる、現代まで続く日本の文化はどれでしょう?
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学芸会
名乗り
即売会
ミュージアム
スタッフからの一言
坪内博士記念演劇博物館 助教
赤井 紀美
Akai Kimi

およそ100年前、坪内逍遙の理想を実現すべく創立した演劇博物館は、古今東西の演劇に関わる資料を収蔵しています。現代演劇から歌舞伎や文楽、シェイクスピア、宝塚歌劇まで、時空を超えた演劇文化に触れられる空間。10月からの企画展では、幕末から明治期にかけ活躍した歌舞伎作者・河竹黙阿弥がテーマの「早稲田大学演劇博物館 2023年度秋季企画展 没後130年 河竹黙阿弥―江戸から東京へ―」を開催します。現代文化への影響など、歌舞伎初心者にとっても見どころ満載です。ぜひお越しください。


早稲田大学歴史館
問題:
次のうち、早稲田大学歴史館で聞くことができるのはどれでしょう?
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のエール交換
(都の西北)の
初演奏
の肉声
ミュージアム
スタッフからの一言
CHANG Boye

早稲田大学歴史館は、大学の過去だけではなく、現在や未来の教育、そして、研究、社会貢献に至るまで、大学の全貌を一堂に紹介し、その個性と存在意義を国内外へ向けて発信しています。また、テーマ展示や企画展示では、改⾰への挑戦を続ける現在進⾏形の「早稲田」を多様な切り口で紹介しています。
なお、2023年10月から開催している「音楽」をテーマにした「ワセダの音楽家♪」では、ポップスやジャズ、クラシックなど、
日本の音楽界の第一線で活躍する校友を紹介します。日本の音楽史に刻まれた多様性に富む早稲田文化を間近で触れてみてください。


早稲田スポーツミュージアム
問題:
日本人初のオリンピック金メダリストは、実は早稲田大学の学生でした。さて、金メダルを取ったのはどの競技だったでしょう?
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ミュージアム
スタッフからの一言
文化推進部文化企画課
佐藤 清彦
Sato Kiyohiko

早稲田大学のスポーツ活動は、東京専門学校として誕生した明治時代から始まります。クラブだけでなく、運動会を盛大に開催するなど、体育や健康を大切にしてきました。また、1905年、野球部は運動部として日本初のアメリカ遠征を行い、最新の野球技術を学び、日本国内に広めました。このように、早稲田スポーツは学生スポーツ界を牽引し、優れたアスリートや社会に貢献する人材を輩出してきました。早稲田スポーツの栄光のエピソードや現在の活動から、ワセダの誇りや一体感を感じてください。


問題:
今回、クイズで巡った4つのミュージアム。実は、これらのうち一つの入口には、明治時代の早稲田大学の正門の柱が使われています。さて、どのミュージアムで使われているでしょう?



近藤 仁美
学生時代に本を読むのが好きだった私は、會津八一記念博物館や演劇博物館に足繁く通っていました。次第に施設の建築や展示物にも興味を持つようになり、會津八一記念博物館の屋外にある可愛らしい「石羊」や、演劇博物館の訪れた人を豊かな気持ちにさせる内装が私のお気に入りでした。 博物館や美術館は、いろいろと自分で想像しながら鑑賞するのがおすすめです。「この絵は何を意味しているのだろう?」「古代の人はこの道具をどのように使っていたのだろう?」と、展示品を見ながらイメージしてみてください。事実や歴史的な評価、時代背景などの情報と違っていてもOKです。「こうかな?」と思うことで、新しいものを見るのが楽しくなるからです。時間を気にせず鑑賞にふけることができるのは、大学生の特権。そんな贅沢な過ごし方を、存分に味わってください。



文学学術院教授
渡邉 義浩
Watanabe Yoshihiro
今回ご紹介した會津八一記念博物館、演劇博物館、早稲田大学歴史館、早稲田スポーツミュージアムは、いずれもキャンパス内にあります。他にも、国際文学館(村上春樹ライブラリー)、本庄早稲田の杜ミュージアムなどがあり、さらにはミュージアムの外にも芸術作品や文化資源が点在しています。授業やサークル活動の隙間時間に、ちょっとした異空間へアクセスできる “キャンパスそのものがミュージアム”という環境は、早稲田大学の特徴なのです。
早稲田大学の歴史や設立理念、スポーツの軌跡に対して理解を深めることは、世界における早稲田のアイデンティティを知ることであり、皆さんの人生にヒントを与えてくれるはずです。また芸術や文化は、グローバル人材にとって必要な「しなやかな感性」を養うために欠かせません。時代や地域が異なる展示物に触れることで、多様な価値観を身に付けられるでしょう。
このように言うと、少し小難しく感じられるかもしれませんね。本当のところは、文化に対する接し方は人それぞれ。むしろ自分の視点で味わうことが一番大事です。早稲田のミュージアムは原則無料なので、一度に全ての展示品を鑑賞する必要はありませんし、気に入った作品を一つだけ、何度も見つめることも有意義です。極端な話、感想は「空調が効いていて心地良かった」でも構いません。ミュージアムという場所は、10の展示品の中で、一つでも自分のお気に入りが見つかればラッキーだと思います。形式的な鑑賞方法や専門知識に縛られることなく、自由で贅沢な“暇つぶし”を楽しんでください。


早稲田大学では、多種多様な文化・芸術を発信するイベント「早稲田文化芸術週間」を毎年開催しています。2023年は、10月9日(月・祝)から10月20日(金)まで。本記事で紹介したミュージアムを巡る「ミュージアムワードパズル」や音楽・ダンスサークルによるコンサートやライブ、キャンパス周辺飲食店でのワセメシスタンプラリーが開催されます。今回は「早稲田の聖地さが」をキャッチフレーズに、大隈重信を生んだ佐賀県とコラボしたスペシャル企画も必見です! 他にも、早稲田文化の魅力を体感できる企画が盛りだくさん。ぜひご参加ください。
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ミュージアム
スタッフからの一言
會津八一記念博物館 主任研究員
奥間 政作
Okuma Seisaku
東洋の美術作品や考古・民族資料を収蔵する會津八一記念博物館のある2号館は、もともと1925年に図書館として設立されました。そうした経緯から、知恵の探究の入口になれるよう、“モノをじっくりと見つめること”が大切にされています。私が担当する「富岡重憲コレクション」の展示では、自由に頭を働かせながら鑑賞できるよう、キャプションを最低限に抑えました。定期的に入れ替わる作品を楽しむのもよし、常設の作品を何度も鑑賞するのもよし。“予備知識なし”で、気軽に足を運んでください。
早稲田大学 會津八一記念博物館
所在地:早稲田キャンパス 2号館
入館料:無料
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