Waseda Weekly早稲田ウィークリー

特集

~Welcome to WASEDA~ 留学生よ、サークルに参加してみよう!

中長期計画「Waseda Vision 150」において、2032年に1万人の留学生受け入れを目標に掲げる早稲田大学。5,413人(2017年5月時点)と、日本最多の留学生を受け入れる中、9月23日に挙行した入学式では日本のみならず世界各地から959人の新入生を迎え、国際色豊かなキャンパスはさらなる活気にあふれています。今回の特集では約600ある公認サークルの中で、特に多くの留学生が活動している二つのサークルの日本人学生、留学生それぞれに、サークル活動について聞きました。

~ダンスを通じた国際交流~ Waseda International Festival(W.I.F.)

取材時も終始笑いの絶えないW.I.F.のメンバー

副幹事長
国際教養学部 1年 中島 澄香(なかしま・すみか)

――どのような活動をしていますか?
私たちWaseda International Festival(W.I.F.)はダンスを通じて国際交流を目指すサークルで、週2回の練習日を中心に活動をしています。ダンスの主な発表の場は6月の早稲田学生文化・芸術祭(文芸祭)と11月の早稲田祭で、世界各国のダンスパフォーマンスを行っています。チームに分かれて毎年さまざまなダンスを踊っていますが、ソーラン節とアーメイ(台湾の原住民族の阿美族が踊るダンス)が特に人気で、毎年踊っています。それ以外に今年はK-POPのカバーダンスやジャマイカ、アメリカのダンスも踊りました。ダンス以外にも季節ごとのイベントなども行っています。メンバーは約100人、そのうち4割が留学生で、出身地や所属する学部はさまざまです。

今年6月の早稲田学生文化・芸術祭では毎年人気のソーラン節(写真左)とアーメイ(中央)、そしてチア(右)などを披露

――W.I.F.に多くの留学生が集まるのはなぜですか?

ダンス以外も

6月の文芸祭打ち上げ合宿では長瀞へ

ランゲージバリアーが低いことが一つの要因かもしれません。日常的に英語でもコミュニケーションを取れるよう工夫していますし、ダンスの指示なども日本語だけでなく英語でも必要に応じて行っているので、来日したばかりで日本語に自信がない、日本語が全く話せない留学生でも安心して活動に参加することができています。また、サークルのメインの活動であるダンス以外にも、新学期が始まったばかりの9月には、科目登録相談など学生生活に順応できるような留学生サポートも積極的に行っているので、そのつながりで入部してもらうことができていると思います。あとは今所属している留学生たちが楽しんでいる姿を見てもらえていることも、留学生たちが集まる理由なのではと思っています。

――留学生が多く参加することでプラスの面があれば教えてください。
さまざまな国・地域からの留学生が集まるので、日本とは異なる文化や生活様式、考え方などを知ることができます。一方で、国籍や出身地の違いを感じる場面もあれば、どこが出身地であるか関係ないなと思ったこともたくさんあります。日本人の友達と遊ぶことも、留学生の友達と遊ぶことも、自分の中でだんだんボーダーがなくなっている感覚があります。私自身は、大学に入るまでは留学生と一緒に過ごすような経験はありませんでしたし、W.I.F.に参加している他の日本人の学生には、帰国生もいれば、生まれてから一度も日本を離れたことのない「純ジャパ」と呼ばれる学生も多く参加しています。

――新入生に向けてメッセージをお願いします。
日本人の友達が欲しい、民族ダンスがしたい…どんな理由でもいいので、ぜひ多くの人にW.I.F.に入ってもらって、一緒に楽しんでもらいたいですね。新しいことも、みんながやりたいと思うことをどんどん取り入れたいですし、たくさんの留学生に楽しんでほしい、一緒に楽しみたいと思っています。W.I.F.に入って日本での学生生活が楽しくなったと言ってもらえるようにしたいです。多くの留学生にとって、日本でのいい思い出やいい友達ができたきっかけがW.I.F.になればと思います。

参加する留学生から見たサークル活動

W.I.F.に入ったきっかけを教えてください。


基幹理工学部 2年 カーティス・トーマス(アメリカ出身)

9月の新歓でW.I.F.のことを知りました。みんなとてもフレンドリーで、話しやすいメンバーが多くて気に入りました。また自分が参加したチームのリーダーが自分の出身州に住んでいた経験があったので、文化や習慣に理解を示してくれて、とても仲良くなったのも理由の一つです。


国際教養学部 2年 リョウ・イツヒ(台湾出身)

来日する前に台北オフィスで行われた台湾人留学生会のオリエンテーションでW.I.F.のことを聞いていたのですが、ダンスが苦手だったのでノーマークでした。9月に入学してすぐに「SILS Sempai Project」(※)の科目相談会で知り合った先輩がW.I.F.のメンバーだったことがきっかけで体験に行きました。来日したばかりで日本語は全く話せなかった自分に、W.I.F.のメンバーは英語で一生懸命話してくれて、親切にしてくれて、いい雰囲気で居心地がよくて、とても気に入りました。

※国際教養学部の新入生が早稲田大学の生活に早く馴染めるよう国際教養学部の在学生がサポートする団体

「Wピース」を教え合うメンバーたち

――W.I.F.の活動は楽しいですか?

リョウ:
ソーラン節、アーメイ、アメリカン、スコティッシュのチームに所属していて、たくさんの友達がいます。他のチームの打ち上げにも参加するぐらい、とても楽しいです。学生生活のほぼすべてがW.I.F.と言ってもいいかもしれません! 1年前はようやく五十音を覚えたぐらい日本語が全然ダメだったので、英語でみんなと話していました。でもだんだんと日本語で話す比率が多くなってきて、今ではほぼ日本語です。W.I.F.のみんなからたくさん日本語を教えてもらったし、練習する機会をたくさんもらいました。

カーティス:
基幹理工学部に所属しているので必修科目が多く、キャンパスも離れているので彼ほど積極的に活動はできていませんが、W.I.F.は僕にとっても大事な存在です。入るまではダンスサークルなのでダンスばっかりだろうと思っていたんですが、実際にはダンス以外のイベントなど集まる機会も多く、みんなと話す機会がたくさんあるんです。今はソーラン節のチームに所属していますが、メンバーとよく集まって、仲良くしています。

――新入生に向けてメッセージをお願いします。

リョウ:早稲田に入学したのなら、いろいろなことにチャレンジしてみたほうがいいと思います。僕の場合、ダンスは苦手だったのでW.I.F.に参加するのは前向きじゃなかったのですが、参加したら毎日が本当に楽しくなりました。

カーティス:W.I.F.に参加して、この1年は本当に毎日が楽しかったので、これからもW.I.F.のみんなと一緒にダンスして、いっぱい話して、楽しい時間を過ごしていきたいと思っています。たくさんの留学生にぜひ参加してもらいたいですね。

~学研都市から文化の風を~ チーム茶道(北九州キャンパス)

写真左:駐日キューバ大使の訪問時にお茶でおもてなし 写真中:サマースクール 写真右:海外連携シンポジウムでの茶会デモンストレーション

幹事長
大学院情報生産システム研究科 修士課程 2年 立川 徹(たちかわ・とおる)

――どのような活動をしていますか?
私たちチーム茶道は、日本の伝統文化である茶道を通じ、茶人たちの手で守られてきた平和に満ちた世界観を学ぶと同時に、日本のモノづくりの原点である「心を込めたモノづくり」という技術者スピリットを学んでいるサークルで、国籍や年齢を超えた24人の留学生と6人の日本人学生がメンバーとして在籍しています。

大学院情報生産システム研究科(IPS)のある北九州キャンパスで開催される学会やサマースクールでは、海外からのお客さまに対する呈茶(ていちゃ・茶道でお客様にお茶を差し上げること)や地域の子供たちとの文化交流を行っています。また、年に1回、地域住民の方々に向けて「留学生による男茶会」を開催しています。この男茶会は、男子学生が和室で本格的なお点前を披露し、濃茶でのおもてなしをしているのですが大変好評で、鹿児島や広島、山口からもお客さまが足を運んでくださるようになり、チケットは発売から10日ほどで完売になります。地域の方々に支えられてこその活動だと感じています。

――留学生が多く参加することでプラスの面があれば教えてください。
留学生たちが他国の文化を理解しようとする真摯(しんし)な姿に、われわれ日本人の意識も高まります。私たちは大学院生なので、学会発表のために海外へ行くこともありますが、そのときに自分の国の文化について何も知らない状況は恥ずかしいと先輩たちから教わってきました。「負けられない」と、いい意味でのライバル意識が芽生え、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しています。

また茶道は理論と理屈の文化です。価値観や文化の違う留学生たちにとっては疑問の連続だと思うので、日本語だけではなく英語などを交えながら茶道の理論や歴史などを学べるよう、多言語のパンフレットやパワーポイントで説明をするなど、講義の時間も設けています。

――今後の活動の抱負と新入生に向けてメッセージをお願いします。
日本で学んだ茶道を中国でも広げたいと、IPSを修了した中国人の先輩が茶道事業を立ち上げました。チーム茶道も3度にわたり上海で茶会を行い、活動範囲を海外にも広げています。いつか上海だけではなく、台湾、韓国、タイ、ベトナムなどでも茶会ができればうれしいです。それは、いつの日か後輩たちが実現してくれるだろうと期待しています。

毎日が寮と研究室の往復で終わるのはもったいない! 正座に耐える根性がある人はぜひチャレンジしてほしいと思っています。

小倉城でのイベント

小倉城で行ったイベントでは多くの学生が参加

参加する留学生から見たサークル活動

チーム茶道に入ったきっかけを教えてください。


大学院情報生産システム研究科 博士後期課程 ファム・ラッセール・プトラルディ・スカラ(インドネシア出身)

もともと日本の文化に興味がありましたし、お茶を飲むと心が落ち着くのでお茶が大好きです。IPSに茶道サークルがあることを聞き、参加したいと思って入りました。

――サークル活動は楽しいですか?
とっても楽しいです。茶道だけでも楽しいのですが、さまざま国・地域から集まっている仲間たちがいるので、他国の文化を知る勉強にもなっています。また、茶道は季節に合わせて道具を変え、花を飾り、お菓子を用意します。とても繊細な文化だと思います。先生も明るくて優しい方で、困ったときにはよく助けていただいています。

心を込めてお茶を振る舞う姿(写真右がファムさん)

――サークル活動はどんな存在ですか?
茶道は静かな空間で自分自身を見つめる時間です。研究の合間に稽古に通い、お点前をしながら心身をスッキリさせます。茶道の動きには一つ一つに独自の意味があり、それを学ぶことで新しい視点をもらい、それを日常生活に活用できます。

ただ茶道のお点前を覚えることは難しいです。道具によってお点前が変わりますし、茶道具は慎重な取り扱いをしなければなりません。また守るルールもいっぱいあります。お茶会は日本の伝統文化ですから、マナーには特に気を付けなければならないと心掛けています。

――これからどんな活動をしたいですか?
茶道では知らないことがまだまだいっぱいありますので、もっと広く、深く勉強したいです。また、茶道を通していろんな人と出会い、一つの釜から同じお湯をくみ、同じ時を過ごすという平等の精神を学ぶと同時に、私の考える日本のモノづくりの原点である「心を込める」ということをもっと知りたいと思っています。

 

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サークルガイドでは在籍する留学生の人数も確認できます

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【次回特集予告】10月9日(月)公開「建築散歩特集」

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