Waseda Weekly早稲田ウィークリー

キャリアコンパス

先輩のリアルを聞いて未来へ踏み出そう! 4/20インターンシップガイダンス

近年、多様化しているインターンシップの特徴を解説し、その活用法について説明する「インターンシップガイダンス」を4月20日(土)、早稲田キャンパス14号館201教室で開催します。前半にはインターンシップの基礎知識を解説し、後半にはインターンシップ経験のある在学生や社会人の方をお招きして、インターンシップ、就職活動、キャリアデザインなどについて、パネルディスカッションを行います。

一般に「インターンシップ」とは、学生が夏休みなどを利用し、企業や官公庁、非営利団体などさまざまな職場で一定期間就業体験を行い、「仕事とは実際何をしているのだろう」「会社の中はどんな雰囲気なのか」といった経験を積むことのできる制度です。早稲田大学では、インターンシップを大学での学びや卒業後の具体的な進路、自分自身への理解を深める機会であり、キャリア教育の一環として位置付けています。

一方でここ数年、インターンシップは多様化しています。同じインターンシップという名称であっても1日から数カ月間に及ぶものまでいろいろな実施形態があり、内容も見学から一社員として業務に当たるもの、採用につながると思われるものなどさまざまです。特に、短期間のインターンシップは、就業体験を伴わないケースが多く、違和感を覚えることもあるかもしれません。さらに、応募にあたっては、採用の本選考と類似した選考手順となることが多いため、皆さんにとっては就職活動と同じような不安や焦りを感じることもあることでしょう。

そこで、2019年度のインターンシップガイダンスでは、多様なインターンシップの中から皆さんが自分自身の目的に合わせて選択できるよう、インターンシップの探し方・生かし方を解説します。さらに、先輩方がインターンシップを通じてどのような経験をし、そこからどのような将来を描いているのかを知ることで、「就活」「内定」の枠にとどまらない、将来に続く線の中にあるインターンシップのイメージをつかんでもらえればと思います。

インターンシップガイダンスの最後には、キャリアセンターが実施する「公認プログラムWIN(Waseda INternship)」と、キャリアセンターを通じて申し込む行政機関(官公庁など)でのインターンシップ「提携プログラム」を希望する学生向けの説明会も同時開催します。特に「公認プログラムWIN」は、「キャリアデザインとしてのインターンシップ」の機会を提供する本学独自のプログラムです。大学からの推薦が必要な業種や、個人での応募が難しい職種での就業が可能で、単位修得の対象となります。「行政」「国際協力」「マスメディア」「ビジネス」の4コースがあり、10日間以上の実習と事前事後の授業などを組み合わせることで、高い教育的効果が期待できるプログラムとなっています。本格的な就職活動より前に、自分自身の価値観に気付いたり、キャリアデザインを考える機会として、低学年からの参加が大変お勧めです(『インターンシップの手引き2019』参照)。

個人でインターンシップに申し込む場合も、「公認プログラムWIN」や「提携プログラム」に参加する場合も、自分の目的に合わせて選ぶことが大切です。そのために、インターンシップガイダンスに参加して一緒に準備を始めてみませんか? インターンシップのその先の自分の将来に一歩踏み出すきっかけとして、ぜひインターンシップガイダンスに参加してみてください。

インターンシップガイダンス2019
日時:2019年4月20日(土)4限・5限
場所:早稲田キャンパス 14号館 201教室
対象:全学年(修士学生を含む)
内容:インターンシップの特徴・探し方、体験者パネルディスカッション、公認プログラムWINおよび提携プログラム(官公庁等行政機関希望者向け)の概要説明
(参考)公認プログラムWIN応募者向けガイダンス(オリエンテーションⅠ)
日時:2019年5月7日(火)5限
場所:行政コース【キャリアセンターセミナールーム】
   ビジネスコース【早稲田キャンパス 14号館 501教室】
日時:2019年5月8日(水)5限
場所:国際協力コース【キャリアセンターセミナールーム】
   マスメディアコース【早稲田キャンパス 14号館 102教室】
対象:全学年(修士学生を含む)
内容:各コース別WINプログラム説明、2019年度受入機関の発表、WIN経験者によるプレゼンテーション
<学部3年・修士1年以上対象> 就活スタート講座
日時:初回は、5月15日(水)6限、以降7月までに春夏ターム全5回実施
場所:初回は、早稲田キャンパス 国際会議場 井深大記念ホール
※以降はキャリアセンターホームページにて確認してください
対象:学部3年・修士1年以上の2021年卒予定者
内容:『早大生』のための就職活動に関する情報が満載。春夏タームは、インターンシップを含め、今から知っておくべき就活情報を提供。全5回同一内容のため、タイミングに合わせて参加が可能。「自分らしい将来」の第一歩をここから!
詳細はこちらから

「公務員の業務を実際に肌で感じることができた」

教育学部 2019年3月卒業 濵 俊輔(はま・しゅんすけ)
インターンシップ先:川口市役所(公認プログラムWIN「行政」コース、2017年度就業)
内定先:日本特殊陶業

私は就職活動をするにあたって漠然と公務員になりたいと考えました。しかし、公務員の業務について調べてみましたが、具体的なイメージを抱くことができませんでした。そのようなときに、「WIN行政コース」を知りました。公務員として就業経験ができる上、自分の地元である「川口市」が就業先にあったので、すぐに申し込みました。そして無事、審査に通り3年次の8月に川口市役所、産業振興課で10日間働きました。

川口は「鋳物の町」として名をはせましたが、鋳物以外にも釣り竿(ざお)といった全国シェアNo.1のモノがあるなど、モノづくりが盛んな市であることがあらためて分かりました。同時に、この経験からモノづくりに興味を持った私は、公務員だけではなくモノづくりで世界を相手にしているメーカーなども視野に入れ、就職活動をしました。

就職活動を通じてモノづくりに関わりたいと思う気持ちが強くなったこと、また海外赴任のチャンスがあることから、川口市と迷いつつも最終的に民間企業に行くことにしましたが、この10日間で公務員の業務を実際に肌で感じることができ、大変有意義な経験となりました。

「自分の進路について見つめ直すきっかけになった」

文化構想学部 3年 黒川 尚子(くろかわ・しょうこ)
インターンシップ先:琉球新報社(公認プログラムWIN「マスメディア」コース、2018年度就業)

ドキュメンタリー作品の中で米軍基地問題や沖縄戦の歴史を抱える沖縄の姿を見て、正直、愕然(がくぜん)としました。そして「沖縄の現状をこの目で見たい」、これが琉球(りゅうきゅう)新報でのインターンシップを志望するきっかけでした。

実習ではさまざまな部署を体験させていただき、取材や記事執筆も行いました。記者の方と共に米軍基地や沖縄戦戦跡に訪れる機会もあり、沖縄への理解を深めることができました。沖縄の記者の方々の言動の端々から、「読者である沖縄の人々のために記事を書く」という姿勢を強く感じました。沖縄の不条理な現状に報道の力で立ち向かおうとする記者の方たちの姿がとても印象的で、民主主義のためのジャーナリズムという日本の報道機関の理想像が感じられました。

以前は、「大手メディアに就職したい」という甘い考えを持っていた私ですが、このインターンシップを通して、マイノリティーに寄り添う報道の大切さと、その存在に気付かない恐ろしさに気付き、自分の進路について見つめ直そうと思えました。就職活動開始まで余裕のある2年生のうちに、自分の将来について考えることができて良かったです。

「同じ目標に向かう社員の方のひたむきさ・大変さに気付かされる」

教育学部 2019年3月卒業 水上 智瑛(みずかみ・ともき)
インターンシップ先名:ぴあ株式会社(MyPortfolioのOfferBox経由、2017年度就業)
内定先:前橋市役所

私は「会社はどんなところなのか、どんなことをしているのか」という漠然とした疑問から、冬のインターンシップに申し込みました。

参加したインターンシップの内容は、出された課題に対して、5~6人の班で後日会社にてプレゼンテーションをするというものでした。課題に対する企画立案について、内容・形式・誰に対して行うのかという部分で、規模感や予算、社会的影響などが、これまで経験してきたサークルのイベントとは異なるため、想像力を必要としました。また、企画立案にかける時間が、どれだけ長く大変なのか身をもって実感でき、「忍耐強さ」も実は必要な要素だと感じることができました。

インターンシップで経験するのは業務のほんの一部かもしれませんが、同じ目標に向かう社員の方のひたむきさ・大変さに気付かされるはずです。私は漠然とした疑問をきっかけにインターンシップに参加しましたが、志望する業界・会社のインターンシップに参加するだけではなく、自分の考えを見つめ直す機会としても活用してみてはいかがでしょうか。

早大生のための学生部公式Webマガジン『早稲田ウィークリー』。授業期間中の平日はほぼ毎日更新!活躍している早大生・卒業生の紹介やサークル・ワセメシ情報などを発信しています。

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