Q1 受講した決め手は何ですか。
製造業である私達の会社においてIoTをどのように活用できるのかを知りたかったからです。また、修了制作やDXゼミでは、自らの課題を持ち込み、マンツーマンあるいはグループ単位で講師の指導を受けられるのも非常に魅力的でした。
Q2 印象的な科目や演習について教えてください。
IoT/AIコースの「スマートIoTシステム開発実習」は、約1カ月かけてチームでIoTシステムを用いた開発を行う科目で、メンバーと協力しながら実際に物を作り上げていく過程が面白かったです。
DXコースの「DXビジネスゴール・戦略デザイン」は、ゴール指向のビジネス目標や戦略を立てて分析する演習や、山本先生のデジタルビジネスの概念的な講義が非常に勉強になりました。
「DXビジネスプロジェクトデザイン」で「匠Method」を使ったDX企画とビジネス展開を検討するチーム演習も印象に残っています。経営者と現場ではモチベーションや動機づけが全然違う。そこをどうやって落とし込むか、今現在、教えていただいたメソッドを参考にしながら実践している最中です。
Q3 受講後、何か変化はありましたか。
地方の製造業においてはDXというのがまだまだ受け入れにくいところがありましたが、スマートエスイーで学んだことによって自分自身の発言や考え方の方向性に自信が持てるようになりました。それによって行動し周りを巻き込むことによって、周囲からも何か意味のあることをやっているという様に認識してもらえるようになり、共感してくれる方も増えたと感じましたし、そのことがとても嬉しく感じました。
Q4 所属先ではどのような変化や業務発展がありましたか。
国が示すDXに難しさを感じていたため、DXゼミで鷲崎先生から「守りのDXからでいいですよ」と言われたことがすごく刺さり、自信が持てるようになりました。製造業は改善については結構得意です。スマートエスイーの受講によって、今まで使ったことのないシステムやツールを周囲に教え、実際に作って、実践してみせることができます。それが非常に大きな効果です。今は現場で「こういう風にやってみた」「こんなことをやってみたい」という声も聞こえてくるようになり、専門家も交えて解決に当たっています。色々な業務がデジタル化され、会社が変わってきているという実感があります。2023年にDX認定制度により認定事業者となったことも、会社として良い方向に向かっています。
生成AIを使った新規ビジネスや、ビジネスプロダクトの開発にチャレンジする機運も高まっていると感じています。DXコースの受講生には自分と同じ経営者も含めて様々なバックグラウンドの方がいて、新しいビジネスや新規開拓につながるような示唆をたくさんもらうことができました。