2020年度に行われた「ワセ会議」でいただいた提案のうち、3つの企画が3/17(水)の学生参画運営委員会(以下、SPEC)で審議されましたので、ご報告いたします。
本記事は「2020年度ワセ会議の実施報告と提案の進捗について」の続報です。
「学生の繋がり創出」
前回の記事で述べた指摘を受け、SPEC内でSlackのチャンネルを開設し、お互いの活動状況の共有や協力の要請等をリアルタイムに実施できるようにしました。
今後、SPECを構成する9団体でさらなる連帯を図っていきます。
「北九州キャンパスの認知度向上」
企画名
北九州キャンパスイベント開催希望アンケート
目的
北九州キャンパスの早大生の、課外活動への参加意欲を調査すること
背景
11/21(土)に行われたワセ会議では、「北九州キャンパスは知名度が低く、サークルや他キャンパスとの交流の場が少ないため、早大生であるという実感が湧かない」という悩みが寄せられた。討議の結果、「時間」、「人数」が必要なイベントを実施するかどうかは相談者1人の意見だけではなく、北九州キャンパスの学生全体のイベント希望、参加意欲を調査する必要があるという結論に至った。
提案内容
以下の内容でアンケートを実施する。
①現在サークルに参加しているかもしくはしてみたいか。
必須(はい/いいえ)二択
②具体的なサークルの内容の希望(①で「はい」と答えた人のみ)
任意(自由記述)
③今まで学内もしくは他大学と連携したイベントに参加したことがあるかどうか。
必須(はい/いいえ)二択
→任意「はい」の場合どんなイベントなのか、なぜ参加したのか(記述)
→任意「いいえ」の場合なぜ参加しなかったのか。(記述)
④交流会やイベントが開催された場合、運営側として参加してみたいか。
必須(はい/いいえ)二択
⑤交流会やイベントが開催された場合、参加者として参加してみたいか。
必須(はい/いいえ)二択
⑥具体的なイベントの内容の希望任意(自由記述)
後日、アンケートの結果を学生、北九州キャンパスの事務所にフィードバックし、今後のイベントを企画する際に目安として役立つようにする。
関係箇所
・早稲田大学学生部学生生活課
・早稲田大学大学院情報生産システム研究科事務所
進捗状況
SPECにて提案は承認された。オンラインイベントのニーズに関する項目を付け足し、4月後半を目処にアンケートを実施する予定である。
「大学の各種ガイドラインの策定経緯、基準の透明化」
企画名
質問箱「わせだ駅問い合わせ口」
目的
大学の意思決定の経緯の不透明さを払拭すること。また、大学の機関が細分化していることでどこに問い合わせたらよいのか分からないという学生の悩みを解決すること。
背景
11/21(土)に行われたワセ会議では、「新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴う大学の行動制限指針の作成経緯や根拠が不透明である」「感染予防措置について、大学内の全施設共通のガイドラインが存在しないため、学生会館とどらま館のガイドラインに矛盾があり、その理由を知りたい」などという悩みが寄せられた。この悩みに対して、大学の意思決定の場に学生が介入するのではなく、不明点を大学に問い合わせるといった解決方法になるよう留意しながら話し合いを進めた。その結果、大学側が回答責任を持ち、学生が匿名で大学に様々な問い合わせが出来る場を新たにインターネット上に作成するという結論に至った。
提案内容
早稲田大学学生参画・ジョブセンター(以下、SJC)の公式TwitterにおいてPeing-質問箱-を使用する。学生が問い合わせを行ってから、大学側が回答するまでの流れは以下の通りである。
《STEP1:質問の投稿》
学生が問い合わせ内容を質問箱に投稿する。問い合わせ内容はPeing-質問箱-の仕様に従い、5000字以内の記述方式とし、必ず冒頭に学部研究科と学年を記述することとする。学生の投稿した質問内容は、SJC学生スタッフが確認を行い、公序良俗に反する内容でない限り公開する。具体的には回答の欄に「質問を受け付けました。」と記入しツイートを行う。
《STEP2:投票》
公開された質問に対し、他の学生はTwitter上の”いいね”を用いて投票を行う。投票権はひと学生一回のみとし、質問が公開されてから1か月の間投票が行われる。
《STEP3:回答》
大学側は、”いいね”の数が50に達したものについては必ず回答責任をもつ。それ以下のものについては、必要に応じて回答を行う。回答箇所への割り振りと連絡は1か月ごとにまとめてSJC学生スタッフが行う。1つのメールで【必ず回答して頂きたいもの】と【回答可能であればお願いします】の二項目に分けて記入し、前者は必ず回答していただき後者は箇所の判断に任せる形をとる。大学側からの回答は、SJC学生スタッフが連絡をしてから1か月以内に行ってもらうよう周知する。大学側からの回答は、SJC学生スタッフが、質問箱の回答を編集するというかたちで公開する。具体的には、回答の欄の「質問を受け付けました。」を編集し、回答内容を掲載する。
関係箇所
・早稲田大学情報企画部
・早稲田大学学生部学生生活課
・早稲田大学学生参画運営委員会(SPEC)
進捗状況
SPEC内で協議した結果、本企画は承認されたが、以下の通り運用方法でいくつか課題が浮き彫りとなった。
・匿名性:Twitterで”いいね”をするのが本当に早大生なのか不透明。
・公平性:フォロワーの少ないSJCのTwitterを認知している人しか参加できない。広報体制の工夫が必要。
・即時性:質問者がすぐに回答を求めて問い合わせてくる場合、この仕組みはふさわしくない。
以上の指摘を踏まえ、現在使用ツールの見直しを行っている。
2021年度も「ワセ会議」でいただいた提案の進捗を随時報告していきます。
続報をお待ちください。