
許文龍創業者と長内研究室メンバー
早稲田大学ビジネススクール(新宿区)の長内厚准教授ゼミは、台湾、奇美実業(Chi Mei Corporation)グループ新視代科技股份有限公司(台湾・台南市、許家彰董事長)と共同で、日本市場向けLED照明事業の新商品企画実習プロジェクトを開始しました。
新視代科技はCHIMEIブランドの液晶テレビやLED照明などの家電製品の開発・製造・販売を行う家電メーカーであり、CHIMEIの液晶テレビは、台湾市場でソニー・韓国LG電子と並ぶ3大メーカーとなっています。
同社のもう一つの成長事業であるLED照明事業は、2012年からは日本市場向けのLEDデスクランプをカメラ量販店やネット通販などを通じて販売しています。本プロジェクトでは、長内ゼミの学生がそれぞれ日本市場向けLED照明製品の新たな商品企画を立案し、10月末を目途にコンペ形式で同社に対してプレゼンを行うものです。
台湾の製造業には日本にはないスピード感や効率の良さがあり、このプロジェクトを通じて、学生は台湾流ものづくりのプロセスを学ぶというメリットがあります。一方で、新視代科技は日本の消費者の視点での新規商品提案を得ることができます。最優秀企画案には、新視代科技から台湾旅行が贈られるほか、実際の商品化も検討されます。
学生達は5月上旬に台湾の奇美グループ各社を訪問し、LED照明事業に関するレクチャーを受けたあと、奇美グループ創業者・許文龍氏と台湾企業の経営や日本産業の現状などについてディスカッションを行いました。今後は、メール等を通じて台湾と情報交換をしながら企画立案を進めていきます。
共同プロジェクトに関する奇美グループのプレスリリース
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以 上