内閣府事業「戦略的イノベーション創造プログラム(通称SIP)
第3期課題『スマートエネルギーマネジメントシステムの構築』」
における研究開発責任者として、本学から3名が選定されました。
2023年6月30日、SIP第3期課題「スマートエネルギーマネジメントシステムの構築」の研究推進法人である科学技術振興機構(JST)は、同課題を構成するサブ課題A~Cにおける個別研究開発テーマ全8件につき、テーマごとの研究開発責任者を選定し、本学からは以下のとおり3名が選ばれました。研究開発期間は2023年度~2027年度までの5年間で、各々の研究領域において再生可能エネルギーを最大利用するためのスマートエネルギーマネジメントシステムを構築し、カーボンニュートラルとエネルギー利用の利便性・効率向上の実現を目指します。
【研究開発テーマ】A1. エネルギーとモビリティのセクターカップリング
- 研究開発責任者:林泰弘(理工学術院 教授)
- 研究開発テーマ構想名:電力・交通データ連携型スマートEMSの社会実証と事業性検証
【研究開発テーマ】C2. 熱エネルギーマネジメントシステムの基盤技術開発と共通化
- 研究開発責任者:齋藤潔(理工学術院 教授)
- 研究開発テーマ構想名:熱を含めたEMS構築とデジタルツインによる導入効果の見える化
【研究開発テーマ】C3. 産業用スマートエネルギーマネジメント連携システムの開発と実装
- 研究開発責任者:天野嘉春(理工学術院 教授)
- 研究開発テーマ構想名:脱炭素実現に向けたFEMS連携システムの創出と標準化
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)とは
内閣府総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより、科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクトです。国民にとって真に必要な社会的課題や、日本経済再生に寄与できるような世界を先導する課題に取り組みます。平成26年度からの5年間を第1期として11課題、平成30年度からの5年間を2期として12課題に取り組んできた成果も踏まえ、令和5年度からの5年間を第3期として14課題を推進します。各課題を強力にリードするプログラムディレクター(PD)を中心に産学官連携を図り、基礎研究から実用化・事業化、すなわち出口までを見据えて一気通貫で研究開発を推進します。(SIPパンフレットから抜粋、一部早大が追記) →第3期課題一覧はこちら
SIP第3期課題「スマートエネルギーマネジメントシステムの構築」について
本課題では、2050 年カーボンニュートラル、エネルギー安全保障の確保、ならびに Society5.0 の実現に向けて、従来の一建物や一地域における電力マネジメントの枠を超え、クロスボーダー・セクター横断での、主に再生可能エネルギーを起源とする電気・熱・水素・合成燃料を含めた様々なエネルギーを包含する「スマートエネルギーマネジメントシステム」を構築し、次世代の社会インフラの確立を目指します。
・サブ課題 A :エネルギーとモビリティ等
・サブ課題 B :エネルギー生産・変換・貯蔵・輸送
・サブ課題 C :エネルギー最適利用
(JSTウェブサイトから抜粋)