2021年4月16日
研究者各位
研究推進部長
粗悪学術誌情報検索データベース「Cabells Predatory Reports」の利用開始について
近年、研究成果のオープンアクセス化の進展とともに、オープンアクセスジャーナルの中で、十分な査読を行わずに論文を掲載し、高額な掲載料を要求する粗悪学術誌(Predatory Journals:ハゲタカジャーナルや捕食学術誌と呼ばれる)が問題視されています。
公刊論文数の増加を図るため、安易にPredatory Journalsへの投稿・掲載を行うと、不当な額の掲載料を搾取されるのみならず、かえって自らの業績評価を下げ、場合によっては本学の研究活動に対する信頼にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
この度、本学ではこうしたPredatory Journalsへの投稿を未然に防ぐ補助的手段として、Predatory Journalsのデータベースである「Predatory Reports」(提供元:Cabell Publishing Co.)について2021年度末までの利用契約を行いました。2021年度末まで試行的に利用し、2022年度以降については、2021年度の利用状況等を踏まえて契約継続の有無を決定いたします。→2025年度末までの利用契約延長を決定しました。【2025.2.19 追記】
「Predatory Reports」は、本学の学術情報検索サイト内の次のURLから利用可能となっておりますので、論文投稿先の確認の際等にご利用ください。なお、このデータベースは在学生も利用可能となっておりますので指導する大学院生等にも適宜お知らせください。
- 早稲田大学学術情報検索_「Predatory Reports」利用案内
https://waseda-jp.libguides.com/c.php?g=940424&p=6807438
※利用対象者:本学図書館サービス利用対象者であれば利用可能です。
※学内ネットワーク経由で利用可能(IPアドレス認証)です。学外ネットワークから利用したい場合は次のサイトをご確認ください。
https://www.waseda.jp/library/search_find/off-campus-access/
※利用する前に必ず以下の注意事項をご確認ください。
- 粗悪学術誌の完全なリストは存在しないため、このデータベースの情報は補助的に利用してください。
- このデータベースに掲載されている学術誌であっても、実際には粗悪学術誌ではない可能性もあることにご留意ください。
- このデータベースに掲載されていない粗悪学術誌も存在しますので、十分に注意してください。
- 粗悪学術誌への対策については、次の学内注意喚起もあわせてご確認ください。
◆粗悪学術誌・出版社(Predatory Journals/Publishers)への論文投稿に関する注意喚起について(2019年3月29日)
以 上