Research Organization for Next Generation Vehicles早稲田大学 次世代自動車研究機構

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「第71回 自動車技術会 論文賞」草鹿 仁教授が受賞しました

草鹿 仁 理工学術院教授(次世代自動車研究機構長、自動車用モデルベース制御研究所長)が、第71回自動車技術会賞 論文賞を受賞されました。

自動車技術会賞は、「自動車工学及び自動車技術の向上発展を奨励すること」を目的として公益社団法人自動車技術会で1951年に創設されました。
創設以来、自動車技術分野及び本会を代表する賞として常に注目を集め、受賞者の功績は非常に高い評価を得ており、現在授賞対象別に6種の賞が設けられています。
論文賞は、自動車技術に関係ある優れた論文を発表した個人及びその共著者に対しておくられます。

第71回自動車技術会賞_受賞者パンフレットはこちら

受賞内容

論文名

ディーゼルパティキュレートフィルタ内のアッシュ堆積および輸送に関する研究(第4報) -アッシュ輸送の観察およびアッシュ堆積形態の詳細解析

受賞理由

排出ガス規制強化に対応するため、ディーゼル、ガソリン問わず微粒子捕集フィルタが広く使用されている。微粒子中の スートは高温でのフィルタ再生時に焼失するが、エンジンオイル添加剤由来の金属分(アッシュ)は、フィルタ内に残存 し、燃費の悪化や圧力損失制御へ影響を及ぼす。本論文では、フィルタ再生時におけるインレットチャネル内のスートお よびアッシュの輸送挙動を世界で初めて連続的に可視化した。フィルタ内のスート堆積量に依存して再生中のスート輸送 挙動が異なるため、アッシュ堆積形態が変化することを明らかにし、スート輸送メカニズムをアッシュミクロ堆積構造か ら考察した。本論文はアッシュ堆積を含むフィルタ再生時挙動解明に資するものであり、フィルタ圧力損失制御開発への 活用が期待される点も 高く評価される。

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