Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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“プログラムの枠を超えた交流” ICC日英オンライン エクスチェンジ プログラム 参加者レポート

2023年春のエクスチェンジを行った早大生、海外の学生の素敵な経験談を載せています!

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オンラインでも充実した繋がりを得られるプログラム

法学部 もりた みゆう

私は大学に入学してすぐの4月に「日英オンライン・エクスチェンジプログラム」に参加することを決めました。参加を決めた理由は二つあります。一つ目が国際交流に興味があったことです。もともと英語の勉強が好きで、会話を通してより実践的に英語を使いたいという思いがありました。また、異なる文化の話を一対一で聞くことができる機会は貴重であるため、ぜひ活用したいと考えました。二つ目がプログラムの手軽さです。オンラインで行えること、またミーティングの手段や日程は自由に決められることなど、自分たちのペースでプログラムを実施できることに魅力を感じました。

マッチングにより、シンガポールの南洋理工大学に通うロレルさんと交流をすることになりました。マッチング後、まずはインスタグラムを交換し、ミーティングの日程を決めました。一回目のミーティング以降はインスタグラムのDMで会話をしながら週に一回Zoomで1~1.5時間程度のミーティングを行っていました。私たちはお互いがお互いの言語を学んでいたため、毎回のミーティングごとに2つトピックを決め、1つについては英語で、もう1つについては日本語で話すという形をとっていました。トピックの内容は、お互いの大学やローカルフード、観光地などの紹介などから、スラングの教え合い、恋バナなども行いました。会話を通じて同じアーティストを好きであることがわかったり、アニメや漫画の話で盛り上がったりしたときは、普段の大学の友人と話しているような雰囲気で話すことができ、とても楽しかったです。また、毎回ミーティングの最後には次の回の日時とトピックを決めていたため、プログラムもしっかり継続して行うことができたと思います。

本プログラムに参加してよかったことは、まずはもちろん、英語を実際に使うことができたことです。英語を母語とする相手と会話をすることができたため、ネイティブがよく使うフレーズを知ることや、自然な会話のスピードで英語を話すということに慣れることができました。また、日本とは異なる文化について知ることできました。普段自分が当たり前だと思っていることが覆されたり、自分が全く知らないような習慣や文化を当たり前のように話されたりすることはとても面白いです。驚きと感心の多い、非常に充実した会話ができました。そして最後に、大切な友人を作ることができたということです。7月にロレルさんが日本に旅行に来るということで、実際に銀座で会い、彼女のお姉さんも交えて三人で蕎麦を食べました。外国人の方二人と私ということで、ちゃんと会話ができるか、日本の街でリードできるかという緊張もありましたが実際に会ってからはそのような不安も吹き飛び、非常に和やかな雰囲気で楽しく会話ができました。5月6月の交流で仲を深めて、7月に実際に会うことができたというのはとてもうれしかったです。

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また、今回の交流を踏まえた気づきもあります。それは、私は日本の文化を想像以上に理解していないということです。ロレルさんから「これはどういうもの?」と聞かれたときに私自身の理解もあいまいでうまく説明できなかったり、日本のおすすめスポットを聞かれて上手にプレゼンできなかったりということがありました。より充実した異文化交流を行うためには、まずは自分自身が自分の文化について深く理解しなくてはいけないなと痛感しました。

「日英オンライン・エクスチェンジプログラム」を通して、英語学習へのモチベーションが上がったことはもちろん、異文化交流についてさらに挑戦したいという気持ちも湧きました。オンラインで気軽に行えるプログラムなので、国際交流への第一歩として、ぜひこのプログラムを推薦したいです。

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日曜10時の友だち

政治経済学部 ゆきの

私はサンディエゴ州立大学のBenjamin(以下ベンジー)と交流しました。

私は高校時代に英語圏の大学生の短期間ホームステイを受け入れたり、アメリカで行われる高校の研修に参加したりしていましたが、コロナ禍ということもあり、大学の授業以外では大して英語に触れていませんでした。そこで、自分のスピーキング力向上と友達づくりができたらと思い、プログラムに応募しました。

ベンジーとは週に1回か2週に1回、30分ほどのZoomを行ったのですが、時間も長すぎず短すぎず、とてもちょうど良いと感じています。最初に時差を考慮した時間にZoomで会って以降、毎回初回とおおよそ同じ曜日と時間で話せたできたので、時差が大きくても続けやすかったです。

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最初は何を話そうかと思っていましたが、互いの近況や小学校〜高校時代の話、それぞれの国文化や住んでいる場所の話で毎回笑いが絶えないです!自分も相手も日本語と英語を交えながら話し、「この表現で伝わる?」「言いたい言葉、ネットで探したらこれだった!」と、ときどき調べつつの会話ですが、一番大切なことは気持ちだったと思っています。

どんな話でも、どんな言葉でも、相手が何を伝えたいのかしっかりと耳を傾けて理解しようとできたことや、終始笑顔で楽しい雰囲気で話せたのは、お互いに「あなたと仲良くなりたい」という気持ちがあったからだと感じています。
プログラム終了の連絡が来た後のZoomでは、お互いに即答で「今のペースで続けよう!」となり、今でも週に1回30分の交流を楽しんでいます。

ベンジーは英語教師として来年の春から日本に来る予定なので、日本に来た際には実際に対面で会える日がとても楽しみです!

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超・国際交流

法学部 和田 愛海

私は、2023年春のプログラムに参加しました。理由は2つあります。1つ目は、国際交流が好きだからです。今までにも学校の英語の授業やICCのイベント等においても国際交流をする機会はありました。しかし、それだけでは物足りないと感じたと同時に、自分たちで自由に国際交流できるようなプログラムがあればいいのにと感じていました。そこで、まさに私のわがままな要望に応える本プログラムを知り、参加を決めました。2つ目は、外国語を話す場を確保したかったからです。私は今までに海外に住んでいたことがない典型的な純ジャパです。今まで受けてきた英語の授業は読むことや書くことが中心であり、話す場はほとんど設けられていなかったため、自分でその場を作ろうと思いました。

私は、オーストラリアのモナシュ大学のIvyさんと週1回、1時間ほどZoomで交流しました。彼女はマレーシア人で、オーストラリアへ留学している最中でした。Instagramを通して、交流する日程を話し合いました。日本とオーストラリアの時差は1時間ほどで、日程を合わせるのにはさほど苦労しませんでした。

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私たちは、まず、お互いの国の伝統行事や大衆文化について教え合いました。
日本の独特な言い回しを英語で説明することはなかなか大変でしたが、Ivyさんが理解してくれた時は、正直安心したと同時に嬉しく思いました。また、Ivyさんはマレーシアの郷土料理やお祭りについて詳しく教えてくれました。マレーシア語をZoomのチャット機能を使ってタイピングしてくれたため、すごく理解できました。

彼女は日本語学習者であり、私は簡単な挨拶や日付、色の言い方などを教えてあげました。また、私が今年の4月から第三外国語としてイタリア語を習い始めたことを話すと、彼女は「私にも教えて!」と一生懸命に訴えてきたため、私のできる範囲(自己紹介、色、挨拶etc)でイタリア語も教えてあげました。両方とも、英語で説明していたため、英語で思考する癖が自然と身につきました。

この交流では、日本語、英語、マレーシア語、イタリア語の4か国語が飛び交っていたことに自分でも驚きました。日本語と英語での交流という本プログラムの目的を超えた、まさに「超・国際交流」が実現したのだなと感じました。

グローバル化が進む現代社会では、異なる文化、言語の尊重が大切であります。その中で、今回の様に様々な言語を教え合うことができたことは勿論、今まで学習の対象でしかなかった英語を手段として用いることができたことは有意義だと感じています。

このプログラムに参加したことで、自分の国際交流の経験値が上がったと同時に新しい海外の友達ができたので、本当に良かったと感じています。

将来このプログラムに参加する皆さんへ
このプログラムによって、自分たちで自由気ままに国際交流をすることが可能になります。お互いの趣味について話すも良し、新たな言語を教えるのも良し(多分これはレアケース)、、、つまり、何をしても良いのです!英語力アップの秘訣は楽しく英語を使うことです。どれだけ間違えても良し。後で自分で気づいて直せば良いのです。英語を話したくても、授業だと緊張して話せない…って人におすすめです。ぜひ、可能性しかない国際交流の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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プログラムの枠を超えた交流

教育学部 K.U.
簡単な紹介

私がこのプログラムに参加したのは、9月から留学予定のため英語力を磨きたいという理由と海外の同じ大学生の子との交流から価値観を広げたいという2点の理由からでした。そして私のパートナーはアイルランドのリムリック大学の様々な言語を専攻するMegでした。最初に大学から教えてもらったメールで自己紹介をして、その後すぐにインスタグラムのDMでのやり取りに変わりました。そしてZoomで週に1回45分程で時間も半分くらいで言語を分けることに決め、5月からこのレポートを書いている8月時点まで計8回程話しました。アイルランドが5月あたりで大学が終わりMegが夏休みにインターンに参加予定だったため、5月はじめから6月末までで一旦止めて、8月からまた始めるという進め方でした。お互いの言語レベルは中級くらいです。話した内容としてはお題などは特に決めず、流れでお互いに聞きたい事をそれぞれ話したり聞いたりする進め方でした。レポートの最後で話したお題も具体的に書こうと思います。

プログラムの感想

私はこのプログラムに参加して本当によかったと思います。毎回話せるのが楽しみでしたし、いつも40分で話し足りないくらい盛り上がりました。まず英語についてですが、かなり学ぶことが多かったです。日常会話を学びたいという方にはすごくおすすめです。同年代の人だからこそ学べるリアクションや略語などもあり、フランクな会話、友達と話す際の言い回しなどは相手の英語を聞いていて学ぶことがたくさんありました。またお互いある程度学びたい言語を同じくらいのレベルで話せたため、どちらの言語を話すにも負担になりすぎず続けられたのだと思います。話し途中にわからない単語は調べて、より自然な言い回しになるようにアドバイスし合うという感じでした。

そして、9月から留学予定と上に書きましたが、行き先が偶然にもアイルランドだったため色々教えてもらうことができました。またMegも日本のアニメが大好きで日本文化にかなり興味があったためお互いに話したい話題がたくさんありました。これも話が盛り上がった要因のひとつだったと思います。私はアイルランドの天候や文化、観光地などを聞くことができて、実際に会おうという約束もできました。また特に首都のダブリンでは家不足が社会問題となっており、私が大学の寮の抽選に落ちて相談した際も参考になるリンクをたくさん送ってくれたり、ダブリンにいる友達に情報を聞いてくれたりしました。すごくありがたかったですし、プログラムの枠を超えてコミュニケーションできたことはすごく嬉しかったです。

Megも大学の授業の一環として日本でのアルバイトがあるため、日本語の面接についても話すことができました。プログラムを始めた当初は英語力をつけることをメインで考えていましたが、それ以上に話すことが楽しく本当に異文化の交流ができたなと感じています。同じような理由でこのプログラムに応募する学生が多いと思うので、話も弾みやすいと思います。海外の大学生と交流してみたいけどなかなか踏み出せないという人がいたらぜひ申し込んでみてください。きっと楽しい実りのある経験になると思います。

話した話題

・その週の予定や先週したこと・夏休みの予定・最近ハマっていること・趣味のこと・将来の夢について・大学の専攻内容・日本とアイルランドの大学の違い(テストや授業内容)・それぞれの国の観光地・アイルランドの天候や住む上で気をつけた方がいいこと・日本のアニメのこと・おすすめの食べ物・留学準備について・面接の内容について・それらの話題から大体文化の違いの話しに繋がった

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かけがえのない友達をつくろう!

国際教養学部 R.M.

私はシンガポールの南洋理工大学一年生と交流しました。基本的に週に1回LINEでビデオ電話をしていました。話す話題や時間は特に決めておらず、その場で盛り上がった話をしていました。例えばコスメや食べ物、大学の話など幅広く話していました。ですが最初のうちは何を話して良いかわからなかったので、お互いおすすめの観光地や映画をパワーポイントで紹介しあったりしていました。こうして徐々に仲を深めていって、7月ごろには気づいたら2時間以上話している時もありました。

私たちが交流を長期に渡って継続できたのは、お互い無理をしないようにしていたからだと思います。春学期はちょうどシンガポールの学生にとって夏休みの時期でしたが、私は入学したばかりで非常に忙しい時期でした。そのため翌日に予定がある日やアルバイトがある日は別の日にしたり、短い時間だけ話すようにしていました。疲れている時に話しても会話を楽しむことができないので、程よいペースで交流していくのが継続のコツだと思います。

このプログラムを通じて、私は多くのことを学べました。文化の違いや価値観だけでなく学校の教科書には載っていないような現地の人だから知っていることもたくさん聞くことができました。何より、海外にとても仲の良い友達をつくれたことが大きかったです。このプログラムに参加したきっかけが海外の友達をつくりたいという理由だったので叶えることができてとても嬉しいです。プログラムが終わった今でも連絡は取り続けています。先月には実際に日本で会うことができました。一緒に原宿に行ってプリクラを撮ったりクレープを食べたりしてより仲を深めることができました。今度は私がシンガポールに行って会う約束をしているのでとても楽しみです。

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皆さんもぜひ日英オンライン・エクスチェンジ・プログラムを通じて海外に友達をつくってみてください!

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言葉を超えて

先進理工学部 武田 哲輝

このイベントへの参加の目的は、主に2つありました。まず1つ目は、英語を話す機会を増やすためです。これまで日常生活で英語を使う機会はほとんどなかったのですが、このイベントを通じて気軽に英語を話せる環境を求めて参加しました。そして2つ目は、海外に友人を作ることです。大学入学前から海外の友人を持つという夢を抱いており、異なる文化や習慣を理解するためにも海外の友人を作ることは重要だと考えました。また、異なるバックグラウンドを持つ人々と交流することで、新たな視点を得られるとも思いました。特に、文化や習慣の違いを理解することで、相手国の価値観を理解し、より広い視野を持つことができるのではないかと期待しました。

マッチングの結果、オーストラリアの大学1年生で同い年の学生とペアになりました。英会話に特化した勉強はしてこなかったため、スピーキングに自信はありませんでしたが、彼は中学から日本語を学び、大学では日本語を専攻していたため、リラックスして英語を話すことができました。彼とは週に1回の頻度で、1時間から1時間半ほどの間、Discordを使ってコミュニケーションを取りました。初回は、お互いの自己紹介をし、今後の予定などについて話し合いました。最初の数回の間は、ICCから提供されたトピックシートに沿って話を進めました。これにより、お互いのことをより深く知ることができました。トピックシートにはお互いのことを知る質問のほかに、自国の文化に関する質問などがあり、非常に有益なアイスブレーカーでした。4,5回目からは、トピックシートに頼らずフリートークを行い、その日の出来事や何をして休日を過ごしたかなどについて話しました。

また、お互いの国の食文化を知るために、食事の写真を共有しました。食文化は国の風習や価値観と深く結びついているため、これによりオーストラリアの生活様式をより深く理解することができました。また、共通の習慣や異なる習慣に関する話題で会話が盛り上がることもありました。これにより、週に1回のビデオ通話だけでなく、LINEを通じてもコミュニケーションを増やすことができました。

スケジュールが合わず話せない週もLINEを通じてコミュニケーションを維持しました。その週の出来事などを報告し合うことで、距離を感じることなく交流を続けることができました。

このランゲージエクスチェンジを通じて、私は言語能力だけでなく、異なる文化への理解や国際的な友人への価値を再認識しました。相手との対話を通じて、自分自身の成長や学びを得ることができたと思っています。

このイベントを通じて、素晴らしい経験を得ることができました。彼とはイベントが終わった後も連絡を取り合っています。来年彼が来日する予定なので、会えることを楽しみにしています!

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My Japanese Communication Exchange

Henryaldi Matio
Monash University

During April, I got the chance to start communicating with a Japanese student from Waseda University. I was really excited because I had the chance to practice my Japanese language skills with a Japanese person. When the program started, we got to communicate for a week through text.

Sadly, a lot of things came up for my partner, and we lost contact. But I’m glad to say that I still learned a few things in the short time where we got to communicate. I’m hoping that I will get to join another exchange so that I can properly practice my Japanese language skills again.

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