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企画者レポート:パタゴニアに学ぶサステナブルファッション - Think Sustainably, Act Responsibly

ICC学生スタッフリーダー 山下 遥 

(Image by ICC)

2021628に開催したICCオンライン トークセッション「パタゴニアに学ぶサステナブルファッションThink Sustainably, Act Responsibly」の企画者、山下遥です!

イベントにご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。 

本イベントは私にとって学生スタッフとして初めての企画でしたが、周りの方々のサポートのおかげで無事イベントを実施することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。 今回は、本イベントにつきまして、私が企画にあたって込めた思いや背景、その裏側をお伝えできればと思います。 

企画背景 

私は高校生の時に、バングラデシュで複数の縫製工場が入った複合ビルが崩落した、「ラナ・プラザの悲劇」のニュースを見たことをきっかけに、ファッションと環境の関わり方について興味を持ち始めました。中でも、高校時代に見た”The True Cost”というドキュメンタリー映画は、ファストファッションの現実を学ぶきっかけになりました。私は普段ファストファッションと呼ばれるブランドで服を買うことがほとんどであったため、安い価格の背景には理由があるという事実には大変ショックを受けました。毎日身に着けているものが、環境に、人権に、自分たちの命にさえ影響を与えているとしたら...何気なく買い物をしていた自身の行動が、実は多くの人々の生活を苦しめていたのかもしれない、環境を破壊していたのかもしれない、と思うとゾッとしました。 

私が中学時代に住んでいたベトナムにも、多くの世界的ファストファッション企業が進出しています。今振り返って考えると、少なからず問題があったであろうベトナムでの労働環境が身近にありながらも、それに気づかず無意識に私は消費者の一員となっていました。このような体験からさらにファッション業界の裏側についてきちんと理解したいという思いとともに、この現実を以前の自分と同じように知らずに過ごしている同世代の若者にも何らかの形で伝えたいと思い始めました。 

興味を持って調べるうちに、環境にも、人にも優しい服作りを100%実現している企業の一例として知ったのがパタゴニア社でした。生産者と消費者という単純な構造では捉えられないファッション業界の仕組み、そのビジネスの背景にある環境問題や貧困との関係といった社会問題について、パタゴニア日本支社がこれまで取り組まれてきたご経験を伺うことで、自分たちに出来ることを見直す機会を作りたい。同時に、これから社会に出て様々なフィールドで仕事をする上で、環境保全との関わり方についてどのような問題意識が大切かについてもパタゴニア日本支社の方に直接お伺いしたい。そんな思いを背景に、本イベントを企画しました。イベントを通じ、私たち学生を含めた若い世代が未来に向けてアクションを取り始めるきっかけになっていれば嬉しいです 

イベント準備  

(Image by ICC)

裏話となってしまいますが、自分にとって初企画のイベントであったこともあり、準備段階で苦労する場面も何度かありました。まず初めは、ポスターです。ICCで行っているイベントでは、これまでレイアウトや配色、フォントなど自分の好みで自由にポスターを作成していました。しかし、パタゴニア社のような世界的有名企業とのコラボとなると、様々な規定があります。使用可能な写真・フォント・配色・文字・著作権など細部にも配慮して作成する大切さを学びました。(右:完成ポスター)

本イベントの準備で自分の中の一番の反省点は、イベント日程です。私は体育会女子ホッケー部に所属しているのですが、新型コロナウィルスの影響に伴う緊急事態宣言の延長により、関西で行われる、部活動の一年で一番大規模な全国大会が急遽日程変更となってしまい元々イベントを開催する予定であった日程と重なってしまいました。企画者である自分自身のスケジュールの見通しが甘く、このような事態となってしまいました。イベント開催のために長い間準備を進め、やっとイベント目前というところでこのような予想外の壁にぶつかってしまい本当に反省と悔しい気持ちでいっぱいでした。代案として、企画者なしでの開催、並びに遠征先からの出席など色々な案を考えましたが、どれも実現可能なものではありませんでした。通常であればイベント中止という選択肢も十分に可能性としてあったところ、無理を言って日程変更していただいたゲストのパタゴニア日本支社環境社会部門アクティビズム・コーディネーター中西悦子氏  には感謝してもしきれません。今後はこのようなことがないよう、企画者としての責任と、先を見通していくことが非常に大切であると学びました。本イベントが無事開催できたのは、パタゴニア日本支社の寛大なご対応による賜物です。本当にありがとうございました。 

イベント当日の様子(Image by ICC)

当日について  

イベント当日は、Patagonia日本支社から中西悦子様にお越しいただき、”サステナブルファッション”に関するご講演をしていただきました。中西様のお話は本当に興味深い内容で、司会の私も思わず話を聞き入ってしまうほどでした。長年に渡ってパタゴニアが試行錯誤を繰り返しながら環境問題に取り組まれてきた歴史や、会社の理念や取り組みについて詳細かつ具体的にお聞きすることができました。企画者である私も、多くの新しい知識を学ぶことができました。改めて、パタゴニア社が世界中のファンから長年愛されている理由がわかりました。 

また、イベント後に集計したアンケートでは、参加者の方々からイベントに参加した充実感とともに「企画者の思いが伝わった」というコメントも多くいただけて非常に嬉しい気持ちになりました。参加者の皆様にとっても有意義な時間になったのではないかと思っております。 

約半年間この日のために準備を進めてきたため、イベント当日の司会進行では緊張もありましたが、ゲストの中西様、事前準備等でお世話になったロジャース様をはじめ、イベントにご参加いただいた皆さん、周りの学生スタッフ、ICC職員の温かい目と多大なるサポートのおかげでイベントを大成功させることができました。本当にありがとうございました。 

本企画の良かった点、並びに反省点を次の自身のイベント企画立案・運営にいかしていきたいと考えております。  今後のICCイベントにもご期待ください。 

最後まで読んでいただきありがとうございました! 

(Images by ICC)

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