国際教養学部1年
原口 桜
昨年11月13日に行われた「ICC イングリッシュ・オンラインカフェwithブルネイ 学生〜永遠に平和な国〜」に参加しました。大学内で東南アジア島嶼部の文化に親しむ機会が少ないなか、ブルネイに焦点を当てたイベントは珍しく、また待ち望んでいた機会でした。
ブルネイ・ダルサラームという国は、外から見ることが多く、捉えにくいように感じます。私自身マレー世界の文化が大好きで、お気に入りのブルネイ出身の歌手もいますが、ブルネイらしい風景といって思い浮かぶのは石油の豊かさを象徴するような宮殿やモスクの黄金のドームくらい。ブルネイそのものに着目し、実際にブルネイ人の方とお話しするのは今回のイベントが初めてでした。イベントでは、主に日本とブルネイ の学生たちがそれぞれ自国の文化についてプレゼンテーションをしました。ブルネイ人の学生による発表では、国のシステムから伝統文化、観光地、映画産業まで幅広く解説していただき、ブルネイ独特の魅力に気がつくことができました。特に印象的だった点は、三重県ほどの大きさの国土の中にも多様な民族がいることや、8割が熱帯雨林で覆われているなど豊かな自然があることです。また、伝統的なお菓子は可愛らしく色とりどりで、現地でぜひ試してみたいと思いました。
その後、短い時間でしたが、ブルネイ人の学生たちと話すセッションがありました。マレー語といっても、マレーシアやインドネシアの一部で話されているマレー語とはまた違った方言があることなどを教えてもらい、ブルネイについて、よりはっきりとしたイメージを持つことができました。日本にいながら遠く離れた東南アジアの国に親しみが湧き、より知りたいと感じるきっかけとなる、貴重なイベントでした。