Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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企画者レポート:「ダイバーシティ」って一体ナニ?そんなモヤモヤを形にした企画

ICC学生スタッフリーダーT.S.
文学部四年

はじめに

私は、2020年11月12日にトークセッション「ダイバーシティってだれのもの?~ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループのダイバーシティとインクルージョン~」というオンラインイベントを企画しました。このイベントは、本学スチューデントダイバーシティセンター(SDC)に属する3オフィス、ICC・GSセンター・障がい学生支援室の連携イベントとして実施しました。

約半年間の準備期間を経て、ようやく実施に至った当イベントを振り返って、企画者自身が得た学びや気づきを共有できればと思います。少しばかりお付き合いいただけますと幸いです。

イベント企画背景

私は、2018年春学期に学生スタッフリーダー(SSL)としてICCで働き始めました。早いことに約2年半が経ち卒業が間近に迫った頃、今回のイベントをSSL生活の集大成となるような特別なものにしようと思い企画しました。卒業が近くなるとどうしても「エモーショナル」になってしまうようです。ふとこの4年間を振り返ってみるとたくさんの人との出会いが特別なものとして思い出されます。

スポーツが得意な人、色々な国に行ったことがある人、頭がきれる人、本をたくさん読む人、マルチリンガルな人・・・。

4年間の学生生活を色に例えるとしたらまさに・・・虹色!そう思うぐらい多種多様な個性を持った多くの人との出会いがありました。人種のるつぼと言われる早稲田大学ですが、やはり、学生一人ひとりの個性がこうした多様性にあふれる学内環境を作り上げているのだと思います。さて、それでは、私はこの4年間でどんな「色」をキャンパスに付け足すことができたのか考えてみました。そうですね・・・。誰もがうらやむ、お花畑のようなキャンパスライフとはなりませんでしたが、やはりICCという多様性あふれる環境の中で地道に取り組んできたことは、地味ながらもたしかな足跡として残せたことだと思います。

しかし、卒業が間近に迫った中、改めてICCのテーマの一つでもある「ダイバーシティ」とは一体なんなのだろう、と問い直してみるとどうも答えが見つからないような気がしました。だって「ダイバーシティ」が大事なことは何となくわかるけど、それを声高々に叫んでいる学生ってそうそういなくないですか?それでは一体誰のためのものなのだろう、そんな自分の中のモヤモヤを形にして発信するために、そして残り少ない学生生活をさらに、「色」濃いものにできるよう、今回のイベントを企画しました。

イベントについて

本イベントは、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループにおける「ダイバーシティとインクルージョン」についてお話しいただく講演会としました。「ダイバーシティ」という言葉は様々な場面や環境で耳にするようになりましたが、(もちろん大学も例外ではありません!)殊に、多くの学生が卒業後には、社会人としてビジネスに関わることが多いと思い、ダイバーシティとビジネスとの関わりにスポットを当てることにしました。時には困難な要因ともなる「違い」や「ダイバーシティ」がいかにビジネスの成果に活かされ、結果に結び付いているのかという点について知ることは、学生の私にとっては非常に新鮮な視点でした。

また、イベント後半部にはSDC各オフィスで活動する学生スタッフやボランティア学生に登壇してもらい、ビジネスの世界での「ダイバーシティ」と学内における「ダイバーシティ」に関する取り組みの違いや共通点などを共有しました。実は大学ではこんな取り組みをしていたのか、など参加者の皆さんにとっては、学内での取り組みを改めて知ってもらう良い機会にもなったのではと感じています。

(※ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループご登壇者の皆さん。素敵な背景です!)

振り返ってみて

振り返ってみると、日々の忙しさに追われて、企画時のモヤモヤに対する答えをなかなか見つけ出すことができなかったように思います。それでも、イベントの企画や準備を通して、いくつかの気付きがありましたので共有させていただきます。

一つ目はGSセンターと障がい学生支援室での取り組みを知る中で、改めてICCの存在意義を意識することができた点です。冒頭で述べましたように、ICCはSDC(スチューデントダイバーシティセンター)の1部門です。実は、ICCでは「国際交流」というテーマだけでなく、様々な視点や切り口から、「異文化理解」に通じるイベントを実施しています。時には「国際交流」という言葉に直結しないようなイベントも実施しています。カバーしているジャンルは非常に幅広い一方で、時には、つかみどころがなく感じたりすることもあります。イベントを企画するときに、テーマが定まらず頭を抱えたこともありました。GSセンターや障がい学生支援室とは異なり、テーマや問題意識がうまく定まらないように感じたこともありました。しかし、この度、一緒にイベントを実施して、GSセンターと障がい学生支援室ではどのような課題意識を持ち、そこに関わる学生たちがどのような想いで日々課題に取り組んでいるのかを改めて学ぶことができました。そうした中で、ICCがSDCの一員として目指していくべき姿に気づくことができたように思います。今後もSDCに関わる全ての方の大活躍に期待したいと思います!(今後は卒業生として、映画版ドラえもんのような温かい視線を送り続けます!)

二つ目。残念ながら、未だに世の中には「差別」や「偏見」が残っています。この度の講演会のテーマは「ダイバーシティとインクルージョン」でした。つまり、私たちが理想としているのは、ダイバーシティという言葉だけが尊重される環境ではなく、さらにその先の「インクルーシブ(包摂)」な環境だということです。そのような世界には、マイノリティやマジョリティといった区別はなく、それぞれの違いを「個性」と捉え、尊重されるような世界があるのだとということを強く感じました。

こうして、「ダイバーシティ」という何だかだだっ広くて、つかみどころのないテーマについて取り組んだ半年間でしたが、とても貴重な経験となりました。それでも、答えが見つかったような、見つかっていないような、はっきりしない気持ちです。今後も、この度の企画から学んだことや感じたことが活きるよう、答え探しを続けたいと思います!

(※イベントポスター)

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