Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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企画者レポート:「自分ごと」になって繋がったSDGsイベント

ICC学生スタッフリーダーT.S.
文学部四年生

はじめに

私は、2020年10月22日にトークセッション「SDGs入門~SDGsは世界の共通言語」、同10月28日にテーマカフェ「世界の課題を知る切り札に!?SDGsカードゲーム「X(クロス)」体験会」というオンラインイベントを企画しました。昨今、話題のSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした2つのイベントを振り返って、企画者レポートを残しておきたいと思います。

イベント企画背景

まずはなぜSDGsをテーマにしようと思ったのか?について。ICCで実施される企画イベントの多くは企画者(SSL)の純粋な「好き!」「興味!」といった熱意からきます。だから今回のイベントの企画者も、このテーマに強い想い入れがあるに違いないと思った方もいるかもしれません。でも、実は私自身、企画をスタートした当時は、この分野に特別な専門知識があるわけではなかったのです。イベントを企画・準備していく中で、リサーチを重ね、書籍を読んでみたりして、少しずつ思い入れが積み上がっていったという方が正しいかもしれません。知識も熱量もスタート時は特に関心のない学生と大差なかったと思います。

では、なぜあえて「SDGs」をテーマに二つのイベントを実施しようと思ったのか?

それは、私の中で新型コロナウイルスの感染拡大により、大学生としての日常がほとんどオンラインに移行してしまったことと結びつくと思います。一人の学部生としても、または、ICCの学生スタッフとしても、今までの「当たり前」が突然奪われてしまったように感じました。キャンパスでの新しい人との出会いや交流の場が突然なくなってしまったのは私だけではないと思います。

そこで、改めて、ICCが学内に果たす役割というものを意識するようになりました。

そのうちの一つの答えが学生同士のコミュニケーションを止めないこと。学生同士の交流の機会や時間を提供し続けるということでした。それは今までの「当たり前」がキャンパスから奪われてしまった自分自身が見つけた一つの答えでした。最初は、オンラインで日本語や英語の交流の場を設けたら良いのではないか、そんなことを考えていました。しかし、それだけでは十分ではない気もしていました。

ICCでは、言語イベントなど気軽に交流できるイベントを楽しみに、多くの人に参加いただいています。しかし、私自身、参加者になってみると、言いたいことは伝わるけど、会話は盛り上がらないなんてこともありました。ましてやオンラインで、初対面の人同士の会話はなかなか難しい側面がありました。一方で、初対面の人同士でも会話が盛り上がる時もあることに気付きました。それは、お互いに共通の関心事がある場合が多かったように思います。そこで、私は日本人学生・留学生に関係なく盛り上がることができる、全員の「関心事」をテーマとしたイベントを企画しようと考えました。

そこで、イベントのテーマとして興味を持ったのがSDGsです。インターネットや書籍を通して、一気にリサーチを始めたのはここからでした。詳しい説明は省略しますが、SDGsは国や地域に関係なく地球規模の問題や関心事を提起したものであることを知りました。まさに、ICCのコンセプトである「異文化交流」としてもぴったりのテーマであるように感じました。共通の「話題」や「関心事」を通して、学生同士のコミュニケーションの場を作り上げたい、そんな想いをトークセッションのタイトルである「SDGsは世界の共通言語」に込めました。また、少しこじつけに聞こえるかもしれませんが、「誰ひとり取り残さない」というSDGsのスローガンもこのような状況だからこそ、企画者として大事にしたいと思った理念の一つとなりました。

振り返ってみて

このようにして、企画前は何も知識が無かったテーマについて異なる視点から2つのイベントを実施することができました。

一つ目はトークセッション「SDGs入門~SDGsは世界の共通言語~」です。SDGパートナーズの代表取締役CEOである田瀬和夫氏にお越しいただき、SDGsの考え方や理念についてお話しいただきました。日々の生活や社会の中で、どのようにSDGsの考え方を実践できるのかということについて分かりやすくお話しいただきました。参加者の皆さんだけでなくスタッフ一同も、ゲストスピーカーのご話に少しずつ魅了されていくのが印象的でした。是非、明日からも実践したい!と感じてしまう事例も盛りだくさんで、大変勉強になるイベントとなりました。

(※「SDGs入門~SDGsは世界の共通言語~」ポスター)

 (※ゲストスピーカーの田瀬和夫氏)

二つ目はカードゲーム体験会「世界を知る切り札に!?SDGsカードゲーム体験会」。こちらのイベントでは、参加者同士がロールプレイングを通して日常生活におけるあらゆる問題を解決に導く、そんな疑似体験ができるカードゲーム「X(クロス)」を用いた体験イベントです。このイベントでは、カードゲーム開発者である金沢工業大学学生プロジェクト「SDGs Global Youth Innovators」の皆さんにイベントのファシリテーターとしてご協力いただくことができました。当センターでも、対面でのイベントを実施することができない中、オンラインだからこそ実現したともいえます。他大学の学生との交流の場を実現することができ、今後のオンラインイベントにおけるヒントになったと思います。何よりも、金沢工業大学プロジェクトメンバーの皆さんからは同じ学生として、大きな刺激を受けました。SDGsという地球規模の課題を、「自分ごと」として置き換えて捉えることができる頭の柔軟さやSDGsに対する姿勢や熱意からも多くのことを学ばせていただきました。

(※「世界を知る切り札に!?SDGsカードゲーム体験会」ポスター)

(※カードゲームプレイ中の様子)

振り返ってみると、講演依頼や協力依頼に始まり、コンテンツの構想や広報など怒涛の準備期間でした。今回のイベントでは、知識がほとんどない状態から企画がスタートしました。でも、振り返ってみて思うのは、何かを始めるときに知識はあまり関係ないということです。むしろイベントのテーマを通して学んだことは、身の周りの出来事を「自分ごと」として捉え、謙虚な気持ちで働きかけてみることの大事さです。あと数ヶ月で社会人になりますが、社会人になった後も、身の周りの出来事を自分の立場に置き換えて、自分にはどんなことができるのか、ということを意識することが大事だと感じました。

 

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