Intercultural Communication Center(ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

その他

ICC企画者レポート:Korean Culture Week

M.H. (学生スタッフリーダー)

みなさん、こんにちは。

여러분 안녕하세요!

2か月後に卒業を控えた学生スタッフMHです。

去年12月にICCで企画した最後のイベント、Korean Culture Weekを2日間通して開催しました。お越しいただいたみなさん、本当にありがとうございます。今回はこの場を借りて、このイベントの企画意図から当日について少しお話したいと思います。

韓国といえば、恐らく最初に思い浮かぶのは「K-POP」の存在だと思います。みなさんの周りの韓国好きの方々もK-POPや韓流ドラマがきっかけの人も多いのではないでしょうか。日本は間違いなく韓国のポピュラーカルチャーにとっての最大のマーケットの一つであり、アイドルのグッズ、品質が良い且つ安い韓国化粧品の専門店、チーズホットクなどを売るお店が新大久保などのコリアンタウンで展開されており、韓国好きにはたまらないエリアとなっております。私自身も2年前からK-POPにハマって以来、新大久保に足を運ぶ回数も多くなり、韓国語の授業を受け始めたりするなど、韓国に対する興味をもつようになりました。

しかし私はとある罪悪感を抱いていました。中高生の時に実は日韓キャンプで2回韓国に行った経験もありますが、当時は韓国文化に興味を持つことはありませんでした。その後、時が経ち、K-POPに関心を持ち出したことをきっかけに韓国への関心は高くなったものの、自分が韓流文化・現代文化以外の韓国の文化に目を向けていなかったことに気付き、申し訳なさを感じるようになりました。韓流文化・現代文化は韓国の経済を支える文化の一つに過ぎず、伝統文化、そして韓流文化全体をより深く、アカデミックな面からも知識を身につけたいと思うようになりました。

また隣国であるからこそ、日本は韓国の文化の影響を受けやすく、韓国に関しての情報量は多い中、表面的なイメージ、いわゆるステレオタイプにとらわれやすい状況にあると感じました。例えば、「韓国の勉強は大変、整形する人が多い、男性は兵役に行かないといけない」など。なんとなく聞いたことはあるけど、詳細については知らない情報をどんどん発信していきたいと思い、伝統的な文化からポップカルチャーを含む現代文化まで、様々な切り口から韓国の文化を奥深く紹介するイベントを開催したいと思い至り、コリアンカルチャーウィークを企画しました。

第1弾「コリアンカルチャーフェスティバル」

まず第1弾として開催されたのが「コリアンカルチャーフェスティバル」です。

こちらのイベントでは、伝統文化や韓国全般について、いわゆる皆さんが「知っているようで知らない」韓国文化を中心に発信していくことを心掛けました。

イベントを開催するにあたって、駐日韓国大使館 韓国文化院を始めとし、10社以上の企業や団体にご協力およびご協賛いただき、大変感謝しております。また、合計7名の韓国人留学生から、当日のイベントへの協力に立候補していただきました。幸いなことに、このように多くの方々のご協力により実施することができたイベントでありましたが、反面、全てをマネージしなければならないという責任感、準備時間に釣り合いそうにないタスクの量の多さに不安を大いに抱えながら準備を進めていく状況でした。また、ちょうど企画をし始めた頃、政治的に日韓関係が悪化しだしたため、日韓の友好関係をいかに演出できるかも個人的な課題だと感じて取り組みました。

多くの不安を抱えながらも迎えた当日でしたが、嬉しいことに139名もの多くの方々に参加していただきました。イベントは韓国出身留学生によるプレゼンテーションから始まりました。ICCでは留学生が現地の文化紹介をプレゼンするのは定番ですが、「知っているようで知らない」韓国の現状を伝えるには韓国の方々の生の声は欠かせません。めちゃくちゃ大変と噂の教育制度、男性全員必須の兵役制度、また韓国系アメリカ人の学生のアイデンティティーについてなど。一つの国をテーマとしていますが多方面のきり口があり、私自身事前打ち合わせでプレゼンをしてくれる学生と話をしていた時から、ワクワクが止まりませんでした。4名の学生にしていただいたプレゼンは、どれも一般的な情報に加え、プレゼンター自身の経験を交えつつ行われ、参加者が飽きることなく、真剣に聞いていた様子が企画者としてもとても嬉しかったです。

韓国の徴兵制について紹介する韓国出身学生

また、イベントでは韓国の伝統文化を体験していただくために、韓国の伝統芸能であるパンソリのパフォーマンスの鑑賞、更には駐日韓国大使館 韓国文化院にご協力をいただき、韓服の試着や、伝統ゲームであるチェギやユンノリ、伝統楽器のチャングをお借りしてそれらを体験できるブースを設けました。企画の狙いどおり、韓流文化などの現代文化の印象が強い分、パンソリを観るのが初めて、伝統ゲームをするのも聞くのも初めてという参加者の声も多くいただき、韓国の別の一面を紹介できたことは良かったと思っています。また、おかげさまで、多くの企業からご協賛いただき、両手に大量のお土産を抱え満足そうにイベントを後にする参加者の姿にホっとしました。

崔亨仙氏による韓国の伝統芸能「パンソリ」のパフォーマンス

協賛品を手に取る参加者

第2弾「世界が注目するK-POPの魅力とは~日韓関係における第3次韓流ウェーブ~」

Korean Culture Weekの第2弾として古家正亨氏によるトークセッション「世界が注目するK-POPの魅力とは~日韓交流における第3次韓流ウェーブ~」を開催しました。第1弾の企画意図として、韓国のあまり知られていない伝統文化等を発信したいと記しましたが、それと同時にやはり韓国の代表的な文化である韓流文化は欠かせない要素だと考え、参加者によりアカデミックな面から韓流文化にアプローチできるように第2弾となる講演会を企画しました。ゲストスピーカーの古家さんは今まで多くの韓流アーティストと共に活動しており、国内のK-POPファンであれば必ず一度は名前を聞いたことのあるのではないかと思います。私自身イベントの2週間ほど前に行われた大好きなK-POPアーティストのファンミーティングで古家さんが登壇しているのを見て、とても興奮しました。

実は今回でICCの講演会にゲストスピーカーとしてお越しいただくのは三度目の古家さん。今までの講演会とは違う内容且つ、韓国の一つの文化として日本にも影響を与え続けている韓流文化の魅力をみなさんにお伝えしたいとの私自身の想いのもと、今回は第1次韓流ウェーブから現在の第3次韓流ウェーブまでの発展について、K-POPの現場に身を置くこの分野の第一人者としての古家さんからの視点でお話しいただくことになりました。2002年に第1次韓流ウェーブのきっかけとも言える「冬のソナタ」が放送されてから約15年が過ぎました。今、自分自身も関心を非常に寄せている韓流文化がどのように社会にフィットしながら変化し続けてきたのかを聞くことは非常に興味深いものでした。参加者のみなさんも、私と同じく韓流ファンの方々も多く、そのような方々に今回の古家さんのお話を共有できたことは大変、光栄なことだと感じております。

ゲストスピーカーの古家正亨氏

最後に

私は今回の「コリアンカルチャーウィーク」を通して、自分自身が実施したい企画ではありましたが、2日間連続で行われるイベントの営業から広報、運営企画をたった一人で担当することとなり、単純なことですが時間やタスクの管理の重要性、また一学生スタッフとしても、ICCの中での一先輩としても、このような異文化交流の場を提供していくことの意義や責任感をもつことの大切さを改めて実感しました。イベントのコンテンツとしては上手くいったイベントではありましたが、企画者としては反省点の数が良かった点より上回る状況でした。卒業前最後のイベントであったため、ICC内で今回の反省点を生かせる場はありませんが、是非後輩たちには自身のイベントで参考にしつつ、それを上回るイベントを企画していってほしいと願っています。

それと同時に、私が好きで止まない韓国文化をこのような形で表現、発信することができてとても光栄だと感じております。また、本学教職員にも授業等にて、本イベントの広報を行っていただいたおかげで、同じ韓国語の授業を受けている学生からも、「イベントに参加したよ」という声も多くかけてもらい、数か月の努力が報われたと実感しました。卒業直前のタイミングでしたが、イベントに手伝ってくれた韓国人学生と仲良くなれたことによって、韓国語をより勉強したいという気持ちがとても強くなり、卒業が本当にもどかしいほどです。3月に卒業してから就職する会社では恐らく韓国語や韓国に直接関わることはないかと思いますが、これからも趣味を広げるものとして大いに韓国文化に関わっていきたいと思っています。

改めまして、この度イベントにご協力してくださった皆さん、参加してくださった皆さん、私の卒業前の最後のイベントに関わってくださり、本当にありがとうございました。

コリアンカルチャーフェスティバルを手伝っていただき、今も仲良くしてくれている韓国人学生のみなさん

ゲストスピーカーの古家正亨氏と

Dates
  • 1204

    WED
    2019

    1205

    THU
    2019

Place

大隈ガーデンハウス(25号館1階)

Tags
Posted

Wed, 05 Feb 2020

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