Intercultural Communication Center(ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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ICC企画者レポート:中東ナイト~アラブ、トルコ、ペルシアの言語と文化~

R.H.(学生スタッフリーダー)

みなさんこんにちは。
7月10日に開催しましたテーマ・カフェイベント、ICC『中東ナイト』の企画者です。このイベントは自分の興味のある地域のイベントだったのでとても思い入れが深いイベントとなりました。イベントに参加された方も、参加できなかった方も、読んでいただけたら幸いです。

まず、中東は大きく分けて3つの文化・言語圏に分けられます。1つはアラビア語を話すアラブ人のアラブ文化圏。アラブ文化圏は中東から北アフリカなどが主な地域となります。2つ目はペルシア語を話すペルシア文化圏。ペルシア文化圏はイランを中心に、アフガニスタン、タジキスタン、そして中国新疆ウイグル自治区タシュクルガン・タジク自治県にまで広がっています。実は中央アジア全体もトルコ化する前まで、バクトリア人やソグディア人といったアーリア系民族が住むペルシア文化圏でした。そしてもう1つがトルコ語を話す、中東ではアナトリア半島を中心としたトルコ文化圏です。実はこの3つの文化圏、言語も文化も歴史も大きく違います。今回はその違いを知っている人にも知らない人にも、中東の多様な文化を感じてもらえればと思い、このイベントを企画しました。

はじめに、トルコを代表してトルコ人留学生のエズギさんにトルコの歴史を説明してもらいました。トルコ人はもともとモンゴル高原にいた遊牧民の子孫であり、東から西への民族移動の結果、現アナトリアに住み着くようになったという特異な歴史を持ちます。言語もアルタイ語族に属し、お隣のペルシア語やアラビア語よりも、モンゴル語や満州語に近いです。今回はそれを実感してもらうため、同じトルコ系国家のカザフスタン出身で筑波大学に留学している、カザフ・トルコ民族音楽演奏家のスグルベイ・イェルドスさんにドンブラで2曲演奏してもらいました。その演奏は予想していたよりも、ずっとテンポが速く、リズミカルで、それはまるで馬に乗って、草原を駆け回っている遊牧民を体現しているような印象を受けました。

演奏後は、ペルシア文化圏の紹介時間となり、2人の留学生にイランの説明を、もう1人の学生にはアフガニスタンの説明をしてもらいました。今回のイベントでは各言語の違いも感じてもらうために、各言語の基本フレーズをネイティブの学生の発音に続いて、みんなで声に出してみるコーナーを設けました。このコーナーを設けた理由は、アメリカに住んでいたとき日本語、中国語、韓国語を似たような言語で、相互理解がある程度可能だと思い込んでいる人がいたので、日本にも逆に中東3文化圏の言語がどれも似たような言語であると思い込んでいる人がいると思ったからです。ペルシア語はアラビア文字を使いますが、セム語族のアラビア語と違い、インド・ヨーロッパ語族イラン語派に属する言語です。つまり、アラビア語よりもフランス語に近いと言えます。わかりやすくたとえるなら、中国語と日本語の関係に近いと思います。

最後に、オマーンからの留学生の2人にオマーンの説明をしてもらいました。今回は時間の都合上、アラブ圏として取り上げるのがオマーンだけになってしまったのが心残りでしたが、その分最後のクイズコーナーでアラビア諸国に関する問題を出してくれました。

最後のビンゴゲーム、交流タイムでは参加者が積極的に会話に参加してくれたので、盛り上がりました。ただ、アラブ圏の特集をもっとしてほしいという声もイベント後にありました。そのような要望に合わせ、今度の10月にヨルダンのカントリーフェスタを行う予定です。今後のイベントも是非期待して待っていてください。

Dates
  • 0710

    WED
    2019

Place

会場:大隈ガーデンハウス(25号館)1階

Tags
Posted

Tue, 30 Jul 2019

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