Japan Robot Week 2024
概要
- 研究所長名: 岩田 浩康
- 研究所名 : グローバルロボットアカデミア研究所
- 開催日 : 2024年9月18日(水)~9月20日(金)
- 展示会名称: Japan Robot Week 2024
- 会場 : 東京ビッグサイト 東ホール
- 展示内容 : 『第三の腕』と『Detachable Body』など、最新の身体拡張技術
複数ロボットを用いて複数の地点で異なる作業を同時進行可能な『Multi-presence』
の実体化映像
『第三の腕』を巧みに操る体験型VRゲーム『Drum de Fire』
マルチタスク環境下で遂行可能なタスク量の上限の解放を目指す『注意力鍛錬VR』 - 参加者 : 7名(当研究所より)、43,271名(3日間の来場者累計)
実施報告
展示ブースの配置は会場の隅にあったが、3日間で海外からの来場者を含む300名以上がブースに訪れた。来場者の層は、メディア関係者、ロボット開発に携わる大学や企業の研究者、関連部品を製造する企業の営業担当者など多岐にわたった。
今回の展示から得られた収穫は主に以下の3点である。
1. 知名度の向上
今回取り扱った研究や所属研究機関の知名度を向上させることができた。特に、【第三の腕】を中心とした身体拡張技術を来場者に知ってもらい、配布したチラシを通じて研究所自体の認知度も高めることができたと考えている。
2. 新たな研究方針の展望
多くのロボット開発に携わる研究者との議論を通じて、「AI技術の導入」に関する意見交換が活発であった。AIによる画像認識を用いた物体の自動把持機能や、機械学習を用いた動作の自動化に関する提案が多く、その需要を確認できた。中には共同研究の提案をしてくれるAI研究を専門とする機関も存在した。
3. 身体拡張技術の需要の再確認
【第三の腕】をはじめとする身体拡張技術は、一般の健常者の生活の質を向上させるだけでなく、医療や介護福祉の分野からも大きな需要があることが確認できた。ここ数年、身体拡張技術は目まぐるしい発展を遂げているが、【第三の腕】や【Detachable Body】、【マルチプレゼンス】などの研究は依然として話題性を保っており、今後も継続する価値のある研究ビジョンである。
ほかにも、他の展示に触れることで新たな知見を得たり、展示を成功させるためのノウハウを獲得したり、様々な収穫があった。本展示での成果を今後の研究活動に大いに活かしていく所存である。
当日の様子

展示ブースの様子

【第三の腕】による実演デモの様子

来場者に説明をする様子