「Interop 2022 特別企画 Academic Innovation」が開催されました。
グローバルロボットアカデミア研究所の所長、岩田 浩康教授が、「Interop 2022 特別企画 Academic Innovation」にて、歩行支援機器「Arbre」を出展されました。
- 研 究 所 名 :グローバルロボットアカデミア研究所
- 開 催 日: 6 月 15 日(水)~ 17 日(金)
- 展示会名称: Interop 2022 特別企画 Academic Innovation
- 会 場:幕張メッセ
- 展 示 内 容 :高齢者及び脳卒中片麻痺患者を対象とした体感型歩行トレーニングシステムの動態展示
本展示会では、歩行支援機器「Arbre」の展示を行った。一般的に、年齢を重ねて歩行能力が低下すると、転びやすくなることが知られている。転倒がきっかけで要支援/要介護になることが多く、正しい歩き方を身につけることは、健康寿命の延伸に繋がるため、重要である。ただし、高齢者や障がい者の方々が、自分自身の「歩き方」を理解することには困難を伴う。この問題を解決するため、利用者が自身の「歩き方」を振動の体感によって正しく理解し、理想的な歩き方に修正する機能を「Arbre」に搭載した次第である。加えて、指導者が利用者の「歩き方」を利用者と振動リズムで共有することが可能な共感機能を実装した点は、効果的な指導につながり得ることから、特筆すべき工夫ポイントである。さらに、付属のタブレットを使い、歩容の評価に必要な足底圧をリアルタイムに確認できると共に膨大な歩行データをクラウドにて管理可能なシステムの導入を現在検討している。来場した方々の多くが本システムに大きな興味を持って下さり、協業可能性を探ることができたことに加え、力を入れて開発しているクラウド機能やAI解析など、IoTの分野との協同に関して貴重なディスカッションができた点は意義深い。以上、「Arbre」の製品化に向け、非常に有意義な展示となった次第である。

イベントの様子

出展ブースの様子

出展ブースの様子