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アドバンストマルチコアプロセッサ研究所:『IEEE ACM SC 2022』(スーパーコンピューティング、ネットワーク、ストレージに関する世界最大の国際会議)で展示を行いました

IEEE ACM SC 2022

概要
  • 研究所長名: 笠原 博徳
  • 研究所名 : アドバンストマルチコアプロセッサ研究所
  • 開催日  : 2022年11月13日(日)~ 18日(金)
  • 展示会名称:  IEEE ACM SC 2022
  • 会場   : Kay Bailey Hutchison Convention Center Dallas
  • 展示内容 : OSCAR自動並列化・ベクトル化コンパイラ、低消費電力ベクトルAIアクセラレータの技術展示・デモ
実施報告

 IEEE ACM SC(スーパーコンピューティング)は高性能コンピュータに関する世界最大の会議で今年は11,830人の参加者があった。2022年度はテキサス州ダラスKay Bailey Hutchison Convention Center Dallasで開催された。
 図1、図2のように、ITBLコミュニティ(大学間共同ブース)にて、ポスター2枚を用い、1枚では、研究中のオスカー自動並列化・電力削減コンパイラの全体的な機能と性能評価の紹介を行った。もう1枚では、AIREC[Moonshot Goal 3]のAI Chip projectとして行っている、オスカーコンパイラの低消費電力に向けた最適化技術を適用し、AIロボット向けの低消費電力ベクトルマルチコアのアーキテクチャや、ソフトウェアツールの機能、初期的な性能向上評価を紹介した。
 SC2022では、通常は、6月開催のACM/IEEE ISCA 2022 (International Symposium on Computer Architecture)で行われる2021年ACM A. M. Turing Award(コンピュータ分野にはノーベル賞がないため、チューリング賞はコンピュータ分野のノーベル賞と評されている)受賞者 Prof. Jack Dongarra(University of Tennessee Distinguished Professor:毎年SCにて世界トップのスーパーコンピュータを表彰するTop500の提案及び主催者としても有名)の受賞記念講演会が、彼のスーパーコンピュータへの貢献を讃えるために、スーパーコンピュータコミュニティから祝福の上、特別にSC2022にて開催された。
 また、毎年SCにて授与されるスーパーコンピュータの3賞が下記研究者に贈呈された。

  • アーキテクチャ分野
    2022 IEEE-CS Seymour Cray Computer Engineering Award:Dr.Satoshi Matsuoka
  • ソフトウェア分野
    2022 ACM/IEEE-CS Ken Kennedy Award:Dr.Ian Foster
  • アルゴリズム・応用分野
    2022 IEEE Sidney Fernbach Award:Dr.Torsten Hoefler

 特に、昨年までTop1に輝いていた日本 富岳の開発リーダである理研 松岡博士に、IEEE CS 2022 Seymour Cray Computer Engineering Award授与されたことは、日本にとって大変嬉しいことであった。

当日の様子

図1 ITBLコミュニティブース


図2 早稲田大学の展示の説明をしている様子

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