大学創設以来、大学を含めた早稲田界隈にはこれまで多くの学生が”集まり散じて”来ましたが、時代は移り変わっても近隣の商店街は学生たちの暮らしをささえ、「学生街」という貴重な文化を守りながら、多くの関係者に愛されて来ました。その学生街がコロナ禍をうけて来客数が大幅に減少し、苦境に陥っています。学生街のピンチを知り、有志の学生や卒業生によって立ち上げられた商店街支援プロジェクトについてご紹介します。
富永陸生さん（商学部３年）は、商店街への支援のためのクラウドファンディングを有志の学生数名で起ち上げました。「自分たちを育んでくれた早稲田の街に何か恩返しをできることがないかと思い、飲食店の皆さんとご相談をしてこのプロジェクトを始めました」。クラウドファンディング『＜ワセメシを支えよう＞飲食店応援プロジェクト』では、商店街全体への支援・参加店舗への個別支援が可能で、支援額に応じて支援者へのリターンも用意されています。
富永陸生さん（商学部３年）
富永さん自身も自宅でオンライン授業を受けキャンパスに行く機会がなく、この状況がいつまで続くか見通せない中、「学生がまた笑顔で早稲田の街に集まれる日まで、大切なワセメシを守るためにできることを学生や地域の皆さんと一緒に考えていくきっかけにしたいです」と抱負を語ります。
そのほかにも校友による支援プロジェクト『わせまちマルシェ』（※オンラインで登録店舗の商品券等を購入することで支援できるシステム）などが展開されていますので、以下の参考ＵＲＬにてご紹介させていただきます。
大学創始者の大隈重信は、大学教育を通じて、学生が自分自身の利益のためだけではなく、困っている関係者を手助けする利他の精神を培うことを期待していたといいます。
時代が変わり、感染症の拡大という未経験の危機の中でも、学生、校友の中に息づく“早稲田の精神”は変わらず続いていきます。
【参考ＵＲＬ】
■『早稲田キャンパス近隣の商店街支援の様々な取組をご紹介します』（社会連携課WEBサイト）
https://www.waseda.jp/inst/external/news/483
■『クラウドフアンディング企画<ワセメシを支えよう！>飲食店応援プロジェクト』（実施期間:7月9日～8月25日）
https://camp-fire.jp/projects/view/282427
（ご注意）
同クラウドファンデイングは学生有志による自主的な企画となります。大学公式のクラウドファンディングではありませんので、ご支援を検討いただく際は上記紹介WEBサイトに掲載されたクラファンの趣旨・方法をお読みいただき、ご自身の判断にてご協力をお願いします。
■『新たな楽しみ方も 早大生も卒業生も気になる、ワセメシの今』（早稲田ウィークリー6/29号）
https://www.waseda.jp/inst/weekly/feature/2020/06/29/76297/
