講演会 「聴覚障がいの理解とユニバーサルデザイン」
早稲田大学では、障がいなどの理由により困難を抱える多くの学生が学んでいます。障がいのある学生が、大学生活を有意義に過ごすためには、学生のみなさんの理解が不可欠です。
今回は聴覚障がいにスポットをあて、著名なお二人を講師にお迎えし講演会を開催します。この貴重な機会を逃すことなくぜひご参加ください。
講師
志磨村早紀氏
武蔵野大学専攻科（言語聴覚士養成課程）助教、言語聴覚士、進行性難聴の当事者
早稲田大学人間科学部卒業後、国立障害者リハビリテーションセンター学院 言語聴覚学科を修了し、言語聴覚士免許を取得。早稲田大学 障がい学生支援室(現アクセシビリティ支援センター)障がい学生支援コーディネーター等、大学における障害学生支援や、学びにくさのある子どもたちへの教育支援等を経験。2024年より現職。難聴当事者かつ言語聴覚士の立場で、聞こえに困難さを抱える人々への支援や研究・啓発活動を行う。
松森 果林氏
聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐユニバーサルデザイン（UD）アドバイザー、一般財団法人 日本財団電話リレーサービス 理事、公益財団法人 日本テレビ小鳩文化事業団 理事
小学4年で右耳を失聴、中学から高校にかけて左耳も聴力を失った中途失聴者。
大学時代の東京ディズニーランドのバリアフリー研究をきっかけに(株)オリエンタルランド勤務を経て独立。聞こえる世界と聞こえない世界の両方を知る立場から、UDやDE&Iのコンサル、講演、執筆等を空港からエンターテイメントまで手がける。内閣府障害者政策委員会の他、総務省や国土交通省等UDやアクセシビリティの委員も多く歴任し公益社団法人ACジャパンのCMの情報保障監修やテレビCMの字幕付与の実現にも貢献。現在は主に羽田空港・成田空港のUD検討委員会等に関わり、多様なコミュニケーションの研修企画から講師まで行っている。
講演内容
志磨村早紀氏(40分)
「聴覚障害」というと、「音が小さく聞こえるだけでしょ？」「補聴器をつけたら大丈夫なんでしょ？」「手話で話すの？」と言われることが少なくありません。けれども実際には、一括りにできるわけもなく、多様な聞こえ・コミュニケーションが広がっています。
日本でも1000万人以上の人が聞こえにくさを感じていると言われています。意外と身近かもしれない？！「聴覚障害」について、当事者と支援者の2つの立場からお話しします。
松森果林氏(40分)
聞こえる世界と聞こえない世界、その間の聞こえにくい世界。三つの世界を体験したことを強みとした中途失聴者として、これまで関わってきたUDの事例を、空港からエンターテイメントまで多様な事例と共に紹介します。
そこから見えてくる社会の現状から、そもそも「普通」ってなに？「障害」ってなに？「バリア」はなぜ生じるの？など、多様な前提を問い直し視点を変えることで見えてくる世界を一緒に考えてみたいと思います。
日時
2025年10月22日（水）15:15～16:55 講演各４０分＋質疑応答 （受付開始15:00）
対象
本学学生、教職員、一般
会場
未定(早稲田キャンパス教室) ※授業が優先のため未定です。秋学期授業開始後に決定し、ここに表示します。
申込方法
事前申込制（下の申込フォームからお申し込みください）
【申込受付締切】2025年10月15日(水)
・事前にご登録いただいた方のみご参加いただけます。
主催 早稲田大学アクセシビリティ支援センター（ARC)
参加にあたっての注意事項
・イベントの撮影、録画、録音は固くお断りいたします。
・イベント後、「開催報告」として記事をWEBサイト等に一部公開いたします。そのため、イベント内容を録画、会場の様子を写真撮影いたします。あらかじめご了承ください。
特別な配慮が必要な方へ
会場では、手話通訳、文字通訳を行います。
ご参加にあたり、特別な配慮を希望される方は、10月8日（水）を目途に下記までご希望の内容をお知らせください。事前にご相談のうえ、できる限りの対応をさせていただきます。
問い合わせ先
早稲田大学アクセシビリティ支援センター
[email protected]
