Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

複雑系高等学術研究所
Advanced Institute for Complex Systems

研究テーマ

複雑系の解明と新技術の開発

分野:科学

研究概要

複雑系の研究対象は広範囲にわたっており、本研究所では、数学・基礎科学、技術工学、人文社会科学にわたる広い分野からの参加があり、多分野の研究者の交流と共同研究の場として2000年に組織された。
活動方針として、2015年度に、(1)生物・生命科学の問題、(2)心・無意識・身体性の問題、(3)環境の問題という3つのテーマに力を注いでゆくことを確認した。現在、これら3つを中心に研究所の活動を行っており、これからの5年も基本的にこの方針を踏襲して進めていきたい。
これまでに、学外の研究者を招いての共同研究や、セミナー、シンポジウム等によって複雑系研究の活性化、および、若手大学院生などに対する研究への積極的な参加を推進してきた。

研究報告

【2015年度】
2015年度実施した主な内容の概要は、以下の通りである。
(1)有限サイズ系におけるゼロモードの量子及び熱揺らぎを場の量子論において定式化した。
(2)運動性バクテリアの多様で動的なコロニーパターン形成について調べ、個体間及び個体-環境間相互作用を想定した自己駆動粒子モデルにより、単純な規則からバクテリア集団の複雑な振る舞いが生成し得ることを示した。
(3)庭アリやミナミコメツキガニ、アユや真性粘菌について、異なる知覚モダリティーの重なりなどに起因した、外部刺激と知覚の間の一対多関係を明らかとし、そこに内部予期が潜むことを示唆した。
(4)最近の社会現象は、気象現象の変化と同様に、突然予測できないことが起こっている。一部分でもその本質的な原因がわかれば、悲惨な事件を少しでも減らすことができるのではないかと考え、その解決のために数学および複雑系の考え方を使った研究を進めている。
(5)カオティックビリヤードレーザーの波動モデルの短波長極限として光線モデルを導出し、レーザー発振パターンに光線カオスが及ぼす効果を明らかにした。
(6)主消点操作による4次元視点制御による4次元知覚の特性評価、コントロールモーメントジャイロによる運動制御、ペーパーメカトロニクスの提案、また、「第3の腕」プロジェクトの最終とりまとめを行った。
(7)力性に着目して手合わせ表現の解析を行い,ファシリテータの主観において共創が認められた表現において,表現躍度(双方が創り合う力の差の時間変化)に間欠性に近いような構造が現れることを明らかにした。
(8)サッカーのトラッキングデータを用いた、対戦型スポーツの特徴付けを統計物理学の視点から行い、ボール保持分布などについて、確率過程モデルを構築することにより、その形成メカニズムについて考察した。

所長

山崎 義弘[やまざき よしひろ](理工学術院教授)

メンバー

【顧問】
相澤 洋二(早稲田大学名誉教授)

【研究所員】
山崎 義弘(理工学術院教授)
郡司 幸夫(理工学術院教授)
高野 光則(理工学術院教授)
高松 敦子(理工学術院教授)
山中 由也(理工学術院教授)
柳谷 晃(高等学院教諭)

【招聘研究員】
小笠原 義仁(大和合金株式会社(三芳合金工業株式会社))
三輪 敬之(早稲田大学名誉教授)
山田 雄平(芝浦工業大学研究員)

連絡先

[email protected]

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