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水循環システム研究所 佐藤裕弥 主任研究員(研究院准教授)、カンボジア王国より最高位の「サハメトレイ勲章グランドクロス」を受章

上下水道インフラと教育支援を通じた国際貢献が高く評価

 

水循環システム研究所 佐藤裕弥主任研究員(研究院准教授)が、2025年4月6日(日)、カンボジア王国のノロドム・シハモニ国王より「Royal Order of Sahametrei(サハメトレイ勲章)」の最高位である「グランドクロス(Grand Cross)」を授与された。この勲章は、同国における最上位の叙勲制度の一つであり、外国人に対して授与されるものとしては極めて稀で、非常に名誉あるものとされている。

授章式は、ノロドム・シハモニ国王の勅命を受け、フン・マニー副首相(HUN MANY/現フン・マネット首相の弟、フン・セン前首相の三男)より執り行われた。式典には政府高官や教育関係者らが出席し、佐藤主任研究員(研究院准教授)の長年にわたるカンボジアへの貢献に対して深い敬意が表された。

佐藤主任研究員(研究院准教授)はこれまで十数年にわたり、カンボジア国内の上下水道インフラ整備において、同国の大臣・副大臣クラスの政府関係者と連携しながら、マネジメントや技術支援を行ってきた。特に都市部と農村部の格差是正を目指し、持続可能な水資源の管理体制の構築に尽力している。また、現地大学との協力を通じて、教育支援や人材育成にも力を注ぎ、技術者の育成や研究支援、そして学生の勉学環境の整備支援などを通じて、同国の教育基盤の強化にも大きく貢献してきた。とくに、孤児などの事情によって貧困問題に直面しながらも高度な学習意欲を有する学生に対する支援活動を、現地の大学教員や政府関係者と連携しながら現在に至るまで継続してきている。こうした学術研究支援活動は、カンボジア王国において高く評価されている。

これらの取り組みは、単なる技術移転にとどまらず、地域社会の自立と発展を支える基盤づくりに寄与しており、国際連合が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)のうち、目標4「質の高い教育をみんなに」、および目標6「安全な水とトイレを世界中に」にも深く関わる国際的な貢献である。今回の授章は、これらの多面的な活動が高く評価された結果であると受け止められている。

佐藤主任研究員(研究院准教授)は、「このような栄誉をいただき、大変光栄に思います。これまで支えてくださった多くの方々に感謝するとともに、今後も国際社会への貢献を続けていきたい」と語り、さらなる活動への意欲を示した。

佐藤主任研究員(研究院准教授)の功績は、学術界のみならず、国際協力や開発援助の分野においても高く評価されており、今後のさらなる活躍が期待されている。

 

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