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【開催報告】総合政策科学研究所:太平洋安全保障フォーラムのご案内

『太平洋安全保障フォーラム』のご案内

開催報告

はじめに開会にあたり、 早稲田大学名誉教授/琉球大学名誉教授(早稲田大学総合政策科学研究所顧問の江
上能義先生よりご挨拶賜る。
続いて、
ご来賓の皆様のご紹介とご挨拶をいただきその後3 名の方にご講演いただいた。
はじめに、
社團法人台灣防禦協會理事の林 成蔚先生に台湾の安全保障と防衛戦略と題してご講演いた
だいた林先生は、 1966 年台北市生まれ。専門は比較政治学台湾政治台北駐日経済文化代表処代表特
別補佐台湾国家安全会議シニア アドバイザー(陳水扁政権、 蔡英文政権) 、 台湾民主進歩党本部国際
部長、 北海道大学公共政策大学院特任准教授 教授、 台湾国防安全研究院所長などを歴任され、 現在は社
團法人台灣防禦協會理事を務められた
続いて、 一般財団法人防衛技術協会理事長
/渡辺 秀明先生に日台サプライチェーン協力と題してご講
演いただいた。

渡辺先生は1979 年当時の防衛庁に入庁後、 技術研究本部総務部長、 技術監技術研究本部長を経て、 防衛
装備庁の初代長官などを歴任され現在は一般財団法人防衛技術協会理事長を務められている。
続いて㈱富士通総研公共政策研究センター/池上敦士主任研究員より 人民解放軍と知能化戰争と題し
講演いただいた
。 池上主任研究員は、 外資系メーカー 本法人を経て、 2016 8 月株式会社富士通総研
入社、
2023 5月ハーバード大学ケネディ行政大学瞎修了 (Master of Public Administration) 2024
より株式会社富士通総研公共政策研究センター国防 地政学研究ユニット長を務めている
続いて事例報告を行った報告は データから見る太平洋島しょ国における経済安全保障」と題しまして
株式会社富士通総研鈴木宙也上級研究員より報告があった。
最後にパネルディスカッションを実施した

ディスカッションはテーマ台湾有事と我が国における防衛戦略、 テーマ②太平洋島しょ国と我が国
湾の関係変化として池上敦士主任研究員からはそれぞれのテーマについて①台湾有事の際の知能化戦争
に関し現在の人民解放軍の智能化 (兵器の自律化 無人化 ネットワーク化) の状態を考慮すると 、
湾有事はどの程度智能化戦争になりうるかという観点での意見をいただいた。 ②太平洋島嶼国と我が
国の関係性変化が及ぼす影響に関し太平洋の島鱗国へ中国の影響力が増すと
、 台湾有事とも関係する話だ
、 例えば 日本と台湾にとって重要な米国の軍事作戦上の能力にどのような影響がありうるか
江上能義先生からはそれぞれのテーマに関し、
琉球大学名誉教授の観点からみた台湾有事と沖縄に関し、
台湾有事の際の我が国の最前線である沖縄の状況について、 沖縄現地の観点からどのような点が重要と考
えるかという観点でご意見をいただいた。 また、
②沖縄の立場からみた太平洋における外交関係に関し中
国との関係性について沖縄は地政学的特徴を有しており
沖縄の視点から見た中国との関係や台湾やパラ
オを含む太平洋島嶼国との関係について我々が留意すべきポイントについてご意見をいただいた。
林成蔚先生からはそれぞれのテーマについて
台湾から見た 日本の役割として、 平時 有事それぞれにお
いて
日本にはどのような安全保障上の役割期待するもの②台湾からみた最近の太平洋島峨国におけ
る中国の動きに関して日本や米国のようなパートナー国に対してどのような役割を求めるか、また台湾と
してはこうした切り崩しに対してどのような取組を行っているかについてご発言があった。
渡辺 秀明先生からはそれぞれのテーマについて①抑止力強化の点からみる防衛技術分野への投資に関し
て、
人民解放軍への抑止力を高めるために日本はどのような技術分野に投資していくべきか特に防衛技
術ではどのような分野が重要になりうるか。 ②日台連携強化を通じた対中抑止に関してサプライチェー
ン協力が非常に重要だと考えるが、 これを推進する上でどのような課題があるか。日台間で何か必要にな
ていくかに関してご意見をいただいた
和田 政宗先生からはそれぞれのテーマについて国政の立場から台湾有事と我が国における防衛戦略のポ
イントとして台湾有事を想定すると我が国としてはどのような役割を果たしていくべきか。
太平洋島嶼
国と我が国の関係性について近年太平洋島嶼国のうち台湾と外交関係を有する国はツバル マーシャル
諸島 パラオのみであり安全保障環境上も緊迫感を増すように感じるが太平洋島嶼国と我が国の関係
性に関して、 今後我が国はどのような取組を展開していくべきかについてのご発言があり、 それぞれの先
生方からのご発言を踏まえたディスカッションを実施した

参加人数 83名(学内6名 学外77名)

趣旨

今般、ご認識のとおり我が国において、国防・経済の両面で安全保障は重要な政策課題の一つであります。
この度、早稲田大学総合政策科学研究所では、これまでの研究成果報告を目的の一つにし、株式会社富士通総研公共政策研究センターと共催による「太平洋安全保障フォーラム」を開催する運びとなりました。
株式会社富士通総研公共政策研究センターでは国防・地政学研究ユニットを今年度から新設し、厳しさを増す日本の安全保障環境をふまえ、新技術の活用や研究開発投資、機微技術管理など、日本の国防力強化に資するテーマについて情報発信に取り組んでおり、また、同ユニットでは台湾の政策シンクタンクとも連携し、上記テーマに取り組んでいます。
今回、早稲田大学総合政策科学研究所並びに株式会社富士通総研公共政策研究センターによる共催のもと、産・官・学・政の多様なアクターの参加による多角的視点から太平洋地域の安全保障を考えます。

開催概要
  • 日  時:2025年3月30日(日)13:30-17:30(13:00開場)
  • 会  場:井深大記念ホール(458席)
  • 主  催:総合研究機構 総合政策科学研究所
  • 共  催:株式会社富士通総研公共政策研究センター
  • 後  援:総合研究機構
  • 協  力:一般社団法人未来政経研究所
  • 参  加  費:無料
会場案内

早稲田大学国際会議場井深大記念ホール:東京都新宿区西早稲田1丁目20−14

https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus※開会30分前に開場します。

申し込み方法 

下記URLかQRコードのどちらかより事前登録をお願いいたします。

申し込みURL:https://forms.office.com/r/9Ss8T1GP8G

※本フォーラムはマスコミ関係者の参加はご遠慮いただいていますこと予めご了承ください。
※当日参加も受け付けますが、席に限りがございますのでお断りする場合があります。

【タイムテーブル】※現時点から変更の可能性あり

・13:30―13:40 開会のあいさつ:江上能義 早稲田大学名誉教授/琉球大学名誉教授(早稲田大学総合政策科学研究所顧問)
・13:40—14:25 来賓のご紹介ならびにご挨拶
・14:25—14:35 休憩
・14:35—16:05 講演(3名の方に各30分程度ご講演いただく予定)
・16:05―16:15 事例報告
・16:15—16:25 休憩
・16:25—17:25 パネルディスカッション〜太平洋における明日の平和を考える〜
・17:25—17:30 閉会のあいさつ

※閉会後20分程度、交流のための壇上を開放予定です。

【講演概要】

講演①:「台湾の安全保障と防衛戦略」に関するご講演
講演者:台灣防禦協會(台湾防御協会: Formosa Defense Vision/林 成蔚博士
講演者略歴:1966年台北市生まれ。東京大学博士(国際関係論)。専門は比較政治学、台湾政治。台北駐日経済文化代表処代表特別補佐、台湾国家安全会議シニア・アドバイザー(陳水扁政権、蔡英文政権)、台湾民主進歩党本部国際部長、北海道大学公共政策大学院特任准教授・教授、台湾国防安全研究院所長などを歴任
講演②:「日台サプライチェーン協力(仮)」に関するご講演
講演者:一般財団法人防衛技術協会理事長/渡辺 秀明博士
講演者略歴:慶應義塾大学博士(工学)。1979年防衛庁(当時)に入庁後、技術研究本部総務部長、技術監、技術研究本部長を経て2015年9月防衛装備庁の初代長官などを歴任。
講演③:「人民解放軍と智能化戦争(仮)」に関する講演
講演者:㈱富士通総研公共政策研究センター/池上 敦士主任研究員(国防・地政学研究ユニット 長)
講演者略歴:外資系メーカー日本法人を経て、2016年8月株式会社富士通総研入社、2023年5月ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(Master of Public Administration)、2024年より株式会社富士通総研公共政策研究センター国防・地政学研究ユニット長

【パネルディスカッション概要】

論題:太平洋地域の明日の平和を考える
登壇者:株式会社富士通総研公共政策研究センター/池上 敦士主任研究員、江上能義 早稲田大学名誉教授/琉球大学名誉教授(早稲田大学総合政策科学研究所顧問)、台灣防禦協會(台湾防御協会: Formosa Defense Vision/林 成蔚博士、防衛技術協会理事長/渡辺 秀明博士、日・パラオ友好議員連盟副会長/和田政宗参議院議員
進行役:株式会社富士通総研公共政策研究センター/鍋島 直宏センター長

【問合せ先】

太平洋安全保障フォーラム事務局:株式会社富士通総研公共政策研究センター
[email protected]

Dates
  • 0330

    SUN
    2025

Place

井深大記念ホール

Tags
Posted

Thu, 23 Jan 2025

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