(日本平和学会 2023年秋季研究集会プログラム 共催企画)
ジェンダーの視点から改めて問い直す―「グローバルサウス」とは何か
2023年5月に行われたG7広島サミットでは「グローバルサウス」が経済成長の途上で、ロシア・ウクライナ問題にも影響力を及ぼす可能性がある国々という意味で頻繁に報道された。しかし本来は「南北問題」に代わる言葉として、グローバル経済の下で市場の力が国家や社会の制度や仕組みに影響を与えるようになった結果、南と北の双方で経済成長から取り残された空間と人々を意味するはずだ。
では、グローバルサウスの「コア」はどこにあるのか。今日の世界はさらなる資本蓄積のために、女性、移民女性、難民/マイノリティも新たな剰余価値の源泉として経済主体化し、労働市場に参加することが奨励されている。これは世界システムにとってどのような意味をもつのか。こうした問題をジェンダーの視点から「グローバルサウス」の問題として問いかけてみたい。
概要
- 開催日時:2023年11月26日(日)14:30-16:30
- 会 場:早稲田大学14号館101
- 開催形態:ハイブリッド形式 Zoomオンライン配信あり
*お申込みの際に、会場参加・Zoomオンライン参加をご選択ください。 - 参 加 費:非会員の方は資料代500円を支払っていただければ会場参加できます。オンライン参加の場合は無料です。
- 参加申込:要事前申込 日本平和学会2023年度秋季研究集会出欠(非会員用) (google.com)(現在は終了しております。)
- 共催:早稲田大学平和学研究所・日本平和学会
- 対 象:学生 一般市民
- 言 語:日本語
司会・問題提起:堀芳枝(早稲田大学)「途上国のサブシステンスと女性」
登壇者:巣内尚子(ジャーナリスト)「日本における技能実習生とジェンダー」
登壇者:清水奈名子(宇都宮大学)「原発被害事故を増幅させるジェンダー格差」
登壇者:工藤晴子(神戸大学)「難民とジェンダー/セクシュアリティ」
<問合せ先>
y-hori(at)waseda.jp (at)を@に変えてください。