法制史学会第74回総会
開催報告
東アジア法研究所は、法制史学会と共催で対面・オンラインのハイフレックス形式により「法制史学資料の来し方と行く末-紙媒体資料・蔵書の継承に向けて―」および「裁判記録のあり方を考える:裁判手続きIT化時代の課題」の二つのミニ・シンポジウムを含む「第74回法制史学会総会」を開催した。
当日はアーキビスト・ライブラリアンを始めとする非会員の専門家もパネリスト・講演者としてお招きし、法制史学に留まらない学問分野全般にわたる研究基礎であり後世に伝えるべき史料群が置かれている現状や昨今その廃棄が社会的にも大きく取り上げられている裁判記録につき電磁的記録化も見据えた上での保存や利用の課題に関して重要な報告や提言がなされ、多くの参加者も含めて活発な議論が交わされた。将来的かつ喫緊の問題をめぐる議論のプラットフォームを形成し得たのみならず、これまで東アジア、とりわけ日本統治時代の法制度に関する記録資料の蒐集・整理に携わる中で培ってきた本研究所の知見を展開する上でも貴重な機会となった。ご支援に改めて感謝申し上げます。
開催概要
開催方式
法制史学会第74回総会(共催:早稲田大学東アジア法研究所)は、対面とオンラインのハイフレックス方式(会場参加を基本としつつZoomでのオンライン参加も可能な方式)で開催。
-
- 開催日時:第1日 2023年06月10日(土)午前9時55分開始(午前9時30分より会場受付開始)
第2日 2023年06月11日(日)午前10時開始
-
- 開催場所:大隈記念講堂 小講堂
開催目的
早稲田大学東アジア法研究所がこれまで取り組んできた記録史料の蒐集・整理、保存をテーマとするシンポジウムを含む法制史学会総会を、同学会と共催する。
- 参加人数:約150名(締切りました)、ハイブリッド配信
- 共催:法制史学会/東アジア法研究所