学校の働き方改革をどう進めるか
―子どもの笑顔あふれる学校に変えるためにー
第3回教師教育研究フォーラムは「学校の働き方改革」を考えます。
教師の働き方に関してはずいぶん前から様々のところで問題として提起されてきました。よく言われる学校における長時間労働についても中学校教員では週56時間に及ぶことが(2018年OECD調査)が報告されています。文科省も月の残業を45時間以下にしようとして働き方改革事例集などで削減のアイデアを紹介し取り組みを促しています。施策として35人学級、教科担任制、部活動の外部委託、免許更新制の廃止などが実施され始めましたが働き方が改善され生き生きした学校創りに結びつくためには管理職のリーダーシップが問われています。
教育現場に目を向けると子どもたちに十分な教育を保証できない事実が明らかになっています。その一つが教員不足です。このことの意味は子どもに十分な教育が保証されないということを示しています。そのうえ、これからの教育をつかさどる教員志望者の減少に歯止めがかからず教師の質の低下が問題になっています。なぜ教職に希望が持てないのでしょうか。
学校ではこれまでの研修、事務処理、会議、部活などに新しい教育課題が押し寄せています。「英語教育(小学校)、プログラミング、GIGAスクール等」これまでの国際教育、環境教育、人権教育、福祉教育などの取り組みに加えて教師の役割はますます多くなっています。
学校の働き方改革が子どもや保護者にとって希望が持てるものであってほしいと思います。そのことは保護者に向き合いながら子どもの不登校、貧困、いじめなどにかかわる教師たちの取り組みを働き方改革で支え支援していくことが求められています。
今回のフォーラムでは働き方改革を進めるために学生、教師、研究者、市民の皆さんの参加を期待します。
開催概要
- テーマ:学校の働き方改革をどう進めるか ―子どもの笑顔あふれる学校に変えるためにー
- 日 時:2022年11月13日(日)13:00から17:00
- 会 場:早稲田大学国際会議場第三会議室
東京メトロ東西線 早稲田駅下車 徒歩10分 - 司 会:嶋崎 雅規(招聘研究員)/ 安達 昇(招聘研究員)
- 主 催:早稲田大学教師教育研究所
- 所 長:所長:藤井千春(教育・総合科学学術院教授)
- 後 援:早稲田大学総合研究機構
- 入 場:無料(現在は終了しております。)
- 参加者:先着30名
問い合わせ
安達 昇
▪早稲田大学教師教育研究所
▪メール:[email protected]