【開催報告】2023年第四回中日古典学ワークショップ
(中国語:❝中日古典学交流興融通工作坊❞ 第四届学術検討会 中日古文 ❝文❞ ❝集❞ 観念及相互関係)
開催報告
2018年、2019年、そしてコロナ禍を経て2022年に3回にわたり北京大学中国語言文学系と行ってきた中日古典学ワークショップの第四回目となるワークショップを北京大学にて開催した。本ワークショップは、同じく東アジア漢字漢文文化圏における古典籍を共有していながらも、従来は、中国における中国古典学研究者と日本における日本古典学研究者との交流が必ずしも多くは行われてこなかった現状に鑑み、新たな学術交流のプラットフォームの構築を目指すものである。今回は、「文」と「集」を主題として両校の教員のみならず、日本、台湾、中国の各大学からも関連の研究に携わる研究者の参加も得て、相互の問題意識や最新の研究資料、研究動向についての情報が交わされる有益な成果をあげることができた。また、第二回以降のワークショップで行ってきた大学院生による青年論壇を今回も開催し、早稲田大学と北京大学の大学院生が発表を行い、学生同士の学術交流、また教員からの助言を受ける等、教育効果も残すものとなった。
参加者数:32名(学内:9名 学外:23名)
開催概要
日程:2023年11月5日(日)受付
2023年11月6、7日(月、火)北大燕园校区にてワークショップ
主催:日本側早稲田大学日本古典籍研究所
スーパーグローパル大学創成支援事業国際日本学拠点(GlobalJapaneseStudiesModelUnit,WasedaUniversityTopGlobal UniversityProject(MEXT))
中国側北京大学中国語言文学系,北京大学中国古典学中心
場所:北京大学
※感染状況によりオンラインに変更する可能性有り(8月頃に決定)“集”的关系研究
専題(テーマ):“文”与“集「文」と「集」(典籍文献研究2)
(包括“总集”“选集”“别集”等,也包括历史、思想等跨领域的“文”与“集”的关系研究)
(「総集」「選集」「別集」など。また歴史や思想などの領域を含む「文」と「集Jの関係についての研究)