環境経済・経営研究所:『カーボンプライシングのフロンティア』が刊行されました
▮書 名:カーボンプライシングのフロンティア
▮編 著:有村 俊秀/杉野 誠/鷲津 明由
▮発売日:2022.03
▮価 格:3,740円(税込)
▮出版社:日本評論社
概要
カーボンプライシングは、持続可能な低炭素社会構築を導く「見えざる手」であり、その制度化は国際的潮流でもある。現在ETSとして東京・埼玉で実施されているカーボンプライシング制度の全国展開が望まれる。しかしその制度設計にはカーボンプライシング制度が国内の各地域内や地域間の経済的・社会的相互依存関係にもたらす精密な影響分析が不可欠である。またカーボンプライシング制度がもたらす成果としての未来社会に対するビジョンが欠かせない。推進費研究JPMEERF20202008では,カーボンプライシングの地域展開と目指すべき未来ビジョンに関する研究を推進している。本書は環境系のゼミに所属する学部学生(理系・文系)、企業の環境担当の方、地方自治体の環境担当の方を対象とし、推進費研究成果を分かりやすく解説するとともに、カーボンプライシングが導く先の未来社会について、各方面の専門家の解説を交える。さらに若手研究者の応用分析事例を掲載して、若手研究者や学生がこれを読めば環境の実証分析研究の手法の指針が得られるようにする。