2023年度のFaculty Caféテーマは「教育のデジタル化と大学授業」です。
12月15日(金)開催の第4回は、新潟大学の斎藤有吾先生にご登壇いただき、「アフターコロナにおける科目レベルの学習評価」をテーマにご講演いただきます。
アフターコロナにおける科目レベルの学習評価
昨今の大学教育では、コロナ禍の影響により、リアルタイム、オンデマンド、ハイブリッド、ハイフレックス等のオンライン形式の授業が広まりました。それにより、科目レベルの学習評価の方法も変遷してきています。本講演では、基本的な大学授業(対面・オンライン)の学習評価に関する知識、およびこれからの大学教育で育成すべき学生の能力とその評価方法について、新潟大学での取り組みも含めて事例をいくつか紹介します。また、参加者の皆様とのディスカッションを通じて、今後の授業実践における科目レベルの学習評価のあり方を探ります。
【日時】 2023年12月15日(金)17:00-18:30
【開催】 ZOOMによるオンライン
【対象】 大学教員、大学職員、大学院生
【申込】 お申込みフォーム
【申込期限】2023年12月15日(金)12:00
当日の流れ
開会挨拶: |
森田 裕介 |
早稲田大学 大学総合研究センター 副所長、人間科学学術院 教授 |
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司会: |
井上 史子 |
早稲田大学 大学総合研究センター 教授 |
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講演: |
斎藤 有吾 |
新潟大学 教育基盤機構 准教授 |
内容(予定)
1. コロナ禍の影響による大学教育の変化
・オンライン形式の授業の多様性
・これからの大学教育で重視すべき学生の能力
2. 学習評価の基礎知識
・学習評価の重要性
・対面・オンライン授業の学習評価の基本的な方法
・オンライン授業における評価方法の工夫と課題
3. 新潟大学における科目レベルの学習評価の実践例
4. ディスカッションと質疑応答
5. まとめ
ZOOMのブレイクアウトルームを用いたグループディスカッション等も行う予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。
※当日はZoomのライブ文字起こし機能で、画面上に自動字幕を表示することが可能です(Zoom画面下の字幕ボタンよりご利用ください)。
講師プロフィール
博士(教育学)。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定退学。日本学術振興会特別研究員(DC1)、京都大学研究員、山口大学助教(特命)、京都大学特定助教、藍野大学助教を経て現職。
専門は高等教育における教育評価論・教育測定論。問題解決能力や統計解析能力、臨床推論能力といった高次の統合的な能力をいかに評価し、さらにいかに形成するのかという視点から、主に統計学的手法を用いて研究を行っている。
主著として、斎藤有吾(2019)『大学教育における高次の統合的な能力の評価』東信堂。
所属校では専門を活かし、学位プログラム評価、教学IR、 FD・SD(大学教職員に対する研修)、情報管理分析システムの構築など、教学マネジメントに関連する実務や携わっている(端的に言えば、大学の教育改革である)。また、データサイエンス教育やアカデミックスキル教育に関連する授業を担当している。
【問合せ先】
大学総合研究センター
E-mail:watac[@]list.waseda.jp