2020年6月30日、本学がこの春から導入したLMS(MOODLE)の開発会社であるBlackboard社において、「日本の高等教育における教育と学習継続のための戦略」シンポジウムが開催されました。
笠原副総長が「早稲田大学でのCOVID-19対応オンライン教育- Waseda University Online Education Coping with COVID-19」を発表し、本学の春学期の対応について、紹介しました。
今回のシンポジウムは、米国大使館商務部とBlackboard社のパートナーシップによって開催されました。国内外のシニアリーダーを対象としたもので、オンラインにて実施されました。
テーマは「日本の高等教育における教育と学習継続のための戦略- Strategies for Teaching & Learning Continuity in Japan’s Higher Education」であり、大学のシニアリーダーがどのようにオンライン教育に対応し、またオンライン学習実現のためにの大学の将来計画について意見交換が行われました。
日本国内の事例紹介として、本学の2020年春学期における取り組みについて笠原副総長からの紹介がありました。本学がいち早く卒業式や入学式の中止を発表し、国内外からの学生が集まることを回避しました。またその後、春学期の授業開始を延期し、すべての授業をオンラインで行うことを決定しました。こうした意思決定の背後に、学生や教職員の命を守り、「誰一人取り残されない」ための配慮があったことを紹介しました。
本学では、2020年春学期よりLMS(Learning Management System)としてMOODLEを導入しました。コロナウイルスの影響により、春学期すべての授業がオンライン化され、授業運営はMOODLE上で行われました。新しいツールを使ってオンライン授業を実施するに当たり、教員やTAに向けてオンラインセミナーを実施し、学生に対してはオンライン上でサポートサイトを行いました。こうした本学の取り組みは、参加者から好評が得られました。
本学の事例紹介に続いて、テキサス工科大学副総長より米国の事例が紹介され、その後、Bladboard社及びテキサス工科大学副総長とパネルディスカッションが行われました。
当日は、日本国内から27大学が参加し、また米国大使館、Blackboard社関係者らが出席しました。
- 笠原副総長の発表資料はこちらよりご覧いただけます。
- シンポジウムの詳細
「日本の高等教育における教育と学習継続のための戦略- Strategies for Teaching & Learning Continuity in Japan’s Higher Education」
https://go.blackboard.com/ExecutiveWebinar-JP