Admissions Center早稲田大学 入学センター

その他

比べる、自分を知る、より大きなものに出会う

過去と現在をかたちを介して考える

私の専攻は建築史です。理工なのですが歴史学があるのは、建築は文化と工学の間にあるからだと思います。さて、一般の歴史と建築史が大きく違う点は、文献よりも存在そのものから時間を測る点です。その際にはかたちを比べることが有効です。複数の建築の間のかたちの違いを検討することで個々の建物の特徴を初めて知ることができるのです。そして現在は、過去の事物の蓄積の強大な影響下にあります。最新の建築物も、石、土、鉄という素材レベルに目を向けると、遥か46億年前の地球生成の流転から始まります。そんなSF的とも言える建築史を通して、現在を考えることも面白いと思います。

個性の違いを体感しながら自分を探求できる環境

学ぶとは、比較対象を見つけて自分の位置を知ることでもあります。他者を知らずに自分の個性だけで勝負しようとしても、素振りに励むのと同じで、勝負の場には立っていません。なるべく先人の作品や技に触れ、まねてみて初めて、自分の個性は見えてきます。早稲田の建築学科は、研究環境、教員、学生の全ての水準が高く、ショックを受けるほどの予想以上の個性の違いを体感できるでしょう。そこに自らを置くことで自分の可能性をより広げられるでしょう。また、建築のもつ技術と芸術の両側面について、多彩な科目を通じて理解を深められるのも早稲田の魅力だと思います。


中谷 礼仁 Nakatani Norihito

創造理工学部 建築学科 教授

早稲田大学理工学部卒業、同大学院理工学研究科博士課程満期退学。博士(工学)。大阪市立大学工学部建築学科専任講師、早稲田大学創造理工学部建築学科准教授を経て2012年より現職。専門は建築史、歴史工学。

※掲載情報は2020年度内の取材当時のものです。

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