Admissions Center早稲田大学 入学センター

食品科学と生命科学のアプローチから超高齢化社会の課題解決に挑む

健康寿命延伸にもつながり得る食品の機能性を探究

大学院の研究からタンパク質の品質管理の仕組みに関心を持ち、以降は研究者として、オートファジーの生理機能や細胞膜タンパク質の変異による病気の発症メカニズムなどを解明する研究に携わってきました。2017年に本学部の教員となってからは、こうした基礎研究で培ったものを基盤に、食の観点から健康科学に切り込む研究に挑んでいます。その一つとして研究室で力を入れているのが、食品の機能性を評価する方法の探究です。背景として近年、食習慣から疾患予防を図ることへの期待や関心が世界的に高まっています。病気になってから服用する薬とは違い、食品は、健康を損なう前から継続的に摂取できる良さがあります。一方で、食品成分が体にどう作用するのかは、実はまだ科学的によく分かっていません。この課題に食品科学と生命科学を用いたアプローチから取り組み、超高齢化社会における健康寿命の延伸に貢献することを目指しています。東洋の「医食同源」の考え方など、概念としては昔からあるものの、研究が本格化したのは比較的最近であり、将来性が高い分野だと言えます。

社会還元を目指した学際的な研究を展開

人間科学部には多岐にわたる専門の教員が在籍し、「健康」というテーマを一つとっても、私の専門である生命科学・医科学からのアプローチだけでなく、心理学、福祉学、医工学、人間工学、情報学、環境学、社会学、生命倫理など、文理融合の幅広い学びが可能です。この環境の下、世の中のニーズを常に意識しながら、成果を社会に還元するための学際研究に取り組めることが本学部の魅力だと思います。学びの選択肢の多さは、興味関心がまだ明確に定まっていない人にも大きなメリットです。例えば健康について心理学のアプローチから学ぶうちに、病気の根本原因に関心が高まった場合は、基礎生命科学の学びを掘り下げることもできます。あるいは、病気の予防や治療に関心を持つ学生が、実際に現場を知るなかで、患者さんよりも介護する側へのサポートの必要性を感じ、福祉学の学びに比重を移すこともあり得るでしょう。こうした領域横断的な学びを通して養った幅広い視野を活かして、卒業生には将来、異なる分野と分野、研究現場と社会とを橋渡しするような立場で、より良い社会に向けた課題解決にぜひ挑んでほしいですね。


原 太一 Hara Taichi

人間科学部 健康福祉科学科 教授

※掲載情報は2019年度内の取材当時のものです。

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