Admissions Center早稲田大学 入学センター

文化を相対的に捉える視点を身につけ、多様性の時代をしなやかに生きる力に

私たちの身の回りに常に存在する異文化

「異文化」は一般的に外国の文化を指して使われることが多い言葉ですが、世代や性、地域、職業などが違えばそこには文化の違いがあり、私たちは常に異文化と接しながら生きていると言えます。また、文化には目に見えるものだけでなく、ものの見方や価値観など目に見えないものがあり、両者は互いに影響を及ぼしあっています。私が担当する異文化コミュニケーションの授業では、こうしたさまざまな異文化を広く考察の対象とし、特に目に見えない文化に焦点を当てながら、異文化間のコミュニケーションについて学んでいきます。文化を相対的に捉えることで、自分たちの「当たり前」がそうではないと気づき、既成概念を問い直す機会にもなるでしょう。つまり異文化を学ぶことは、同時に自らの文化や自分自身を見つめ直すことでもあります。その上で、自分らしさを肯定することができれば、他の人のその人らしさも受け入れやすくなるはずです。異なる立場にいる人たちが、違うからこそ創り上げられる関係の中で、自分が変わり社会が動いていくことが、異文化コミュニケーションの持つ力だと思います。

学生の発見から授業をデザインする

異文化コミュニケーションはたいへん学際的な分野で、社会科学部で提供される多彩な科目のどれもが関連していると言えるでしょう。ゼミ生が選ぶテーマも、国、地域、世代、性、言語、宗教、職業、障害などさまざまです。テーマに対してどの方向からどうアプローチするのかを、学生自身の関心に沿って決められる点も社会科学部らしい分野だと思います。日ごろ心がけているのは、教えるのではなく、学生の発見から授業をデザインすること。なぜなら、自分で見つけたものはいつまでも頭と心に残るからです。学びにおいては「知り、考え、自分で判断し、行動につなげる」の4つのステップが重要ですが、授業中にできるのは「考える」の途中までです。教室を出た後も、さらには卒業した後も、自ら考え続け行動につなげていけるような、発見に満ちた授業を目指しています。自由だからこそ学生の決意や努力が試される社会科学部での大学生活を通して、将来社会の中でもしなやかに、それでいて周りに流されることなく、自分らしく生きる道を見つけてほしいと思います。


花光 里香 Hanamitsu Rika

社会科学部 教授

※掲載情報は2019年度内の取材当時のものです。

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