Admissions Center早稲田大学 入学センター

映画の歴史と理論を学び「好き」を突き詰める研究に挑む

映画史も映画理論もゼロから学べることが前提

私の専門は映画史と映画理論で、高校までの教育課程には存在しない学問です。映画を撮るための知識や技術を学ぶものでも、演劇を創り上げて上演するような制作を学ぶものでもなく、映画誕生の初期から各時代を彩るあまたの代表作を見ることから始めて、歴史をたどりその成り立ちを理論として突き詰める学問です。誰もが大学で初めて触れる学問のため、すべての学生が同じスタートラインに立つというのも新鮮ではないでしょうか。映画が好きでこのコースを選んだ学生であっても、それまでに鑑賞してきたのは膨大な作品を生み出してきた映画史の中ではごく一部に過ぎません。授業ではできるだけ多彩な作品を取りあげ、映画ジャンルの奥深さを伝えるようにしています。映画について研究することは、文系学問の十種競技に挑むようなものです。すなわち、芸術に限らず精神分析、言語学、哲学、政治、経済など、あらゆる分野の学びが必要とされるのです。そのため、学生には役に立つことだけを学ぼうとするのではなく、すべてに貪欲であるよう求めています。

社会に出てからも活きる他者と議論を重ねた経験

4年次の卒論演習では、学生自身が本当に突き詰めてみたいと思えるテーマを選ぶよう伝えています。アニメをテーマにする学生から古典的な映画を選ぶ学生までテーマは分かれても、映画という同じ土俵で互いに切磋琢磨する時間を持っています。私たち現代人は、あらゆる情報を映像を通して得ていると言っても過言ではありません。日々享受している映像の成り立ちを調べ、歴史をたどり、理論的な考察を試みる経験を積んでほしいと思います。文学部では所属しているコース以外の教員や、文化構想学部の教員による授業を履修することも可能ですので、大いに活用してください。高度な知識にふれ学びを深めながら、映画の何がどのように面白いのかを突き詰めて考え、議論を重ねること。それは自分と異なる意見を論破するのではなく、他者の意見を尊重しながら自己の意見を表明し、議論を楽しむことにもつながります。卒業生の活躍をみると、こうした経験が実を結び、社会に出てからの活躍の場を広げていることがよく分かります。


藤井 仁子 Fujii Jinshi

文学部 教授

※掲載情報は2019年度内の取材当時のものです。

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