Admissions Center早稲田大学 入学センター

数学の深みを味わいながら教育の知識・技術を修得できる充実したカリキュラムが特色

「集合」と「論理」を用いて数学を再構築する

図形の性質を研究する「幾何学」の中でも、私は「複素解析幾何学」と呼ばれる分野を専門にしています。例えば床や壁のタイル貼りのように、数式では表せないけれど、ある種のパターンを繰り返す図形が身の回りには多くあります。自然界でもハチの巣やヒトデなどがそうです。こうした図形を複素数という数を用いて作り出し、その現象の規則性を研究しています。この分野を含めて、大学における数学は、説明をすることが主となります。そのために必要な「言葉」と「道具」に当たるのが、「集合」と「論理」であり、これらを用いて、高校までに学習してきた数学を一から再構築することを学部1、2 年次で学びます。例えば√2という数は本当にあるのか。数学の論理を使って説明する経験を通して、今まで何となく「そんなものだ」と受け入れてきたことを、問い直す視点が生まれることでしょう。高校までの計算が中心の数学に何か消化不良の感覚を持ってきた人や、数学を根本から理解したいと願う人にとって、大いに学びがいがあると思います。

社会で活きる「相手に伝わるように話す能力」

私のゼミでは学部1、2 年次で学んだ大学数学の基礎を用いて、平面や空間を規則正しく埋め尽くす多角形や多面体がどれくらいあるかを考察しています。1 回の授業でテキスト1、2ページをじっくりと読み進め、論理的な明確さを重視しながら学生同士の深い議論ができるように進めています。本学部は教員免許の取得を卒業要件としていませんが、私自身の希望としては、質が高い教育を実践できる教員、つまり、数学を深く理解したうえで生徒にわかりやすく教えられる教員を、ゼミから1人でも多く送り出したいという思いがあります。そうした数学教員を目指す人にとって早稲田の教育学部は、現代数学の各分野を広く体系的に学習できるとともに、数学教育についてもしっかりと学べる点で、非常に整った環境と言えるでしょう。数学の深みを味わいながら、同時に「自分の言葉で相手に伝わるように話す能力」を、教育学部の学びを通して体得してください。培った数学的素養や、人に伝える力は、教育の分野に限らず、ビジネスや日常生活を含めたさまざまな場面で活きるはずです。


小森 洋平 Komori Yohei

教育学部 数学科 教授

※掲載情報は2018年度内の取材当時のものです。

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