Admissions Center早稲田大学 入学センター

物理学に基づくロボットとAI 研究を通して人間を理解し、未だ誰も見たことのない科学技術を実現する人材に育ってほしい

人間の身体機能と知能、五感を持つロボットを研究。知覚情報処理の研究では世界水準の取り組み

私の研究室では、知覚情報処理、計算機知能、メカトロニクスの技術を基に、ヒューマノイド・ロボットやAI に関する研究を行っています。ロボット研究では、人間と同様の身体機能を機械的に再現するばかりでなく、人間の持つ高度な知能や知覚機能、柔軟な行動までを科学的に理解し、これを工学的に再現することが重要です。例えば人間の視覚や聴覚機構は科学的、工学的に再現されている一方で、人間のように触覚を検知し、その感覚を工学的に提示する標準的な手法は、未だ実現されていません。私たちは、そのような触覚感覚を人のように知覚、理解するセンサ、そして映像や音声と同様に遠隔地へ伝送して提示する技術
の研究開発を進めています。視覚・聴覚情報と合わせ、触覚や力など物理的メディアと統合して扱い、人間の五感を理解してロボティクス技術で再現する研究は、世界的にもトップレベルにあると考えています。

物理学や数学の基礎を固めた上で自分が主体的に研究を進められるのが強み

先進理工学部は学科ごとに多彩なカリキュラムを備え、他大学に例のないほど幅広い学術領域を網羅しています。基礎固めを行いながら、実験と演習を通して物理・化学現象に関する理解を深めることができるのが魅力です。私の研究室では、先の触覚感覚の計測と提示に関する研究の他に、人の発話機構を全て機械的に再現したロボット、メカを使わずに光や熱の化学反応によって動くケミカルロボット、見たいものや聴きたいものを柔軟に選択して理解する計測・認識技術、そして人体モデルの制御や人の認知機構を実現する人工知能、学習機械、計算機インテリジェンスに関する研究に取り組んでいます。これらは、海外の大学とも共同研究や学生交流を行っています。学生には興味を持った研究を通して自身の価値観を確立し、未だ誰も見たことのない科学技術を実現しようという気概を持って広い世界で活躍して欲しいと願っています。


澤田 秀之 Sawada Hideyuki

先進理工学部 応用物理学科 教授

※掲載情報は2017年度内の取材当時のものです。

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