Admissions Center早稲田大学 入学センター

都市が抱えるさまざまな問題を多面的に追究するのが都市計画。科学的な知見で自ら未来を創造する力を身につけてほしい

地方都市での20 年以上の経験を活かして実社会に即した都市計画に取り組む

都市はさまざまな問題を抱えています。人口減少・高齢化が進む中、特に地方都市においてはコンパクトなまちづくりを進めることが重要です。そうしたことを工学をはじめ、社会学・経済学・法学などの多くの分野から追究していくのが都市計画です。その中でも「交通」と「土地利用」の連携について考えていくことが私の研究テーマです。例えば、栃木県の大学に20 年間勤務した経験と人脈を活かした研究では、宇都宮市にLRT( 次世代型路面電車システム)を導入する計画において、ようやく事業認可までたどり着くことができました。この計画が実現すれば、日本初となる全線新設のLRT が走ります。現在も国や行政機関が推進する都市政策にアドバイザーとして関わり、問題点を研究室で分析・解析して技術支援を行っており、国の機関とも協力して自動運転車の都市への導入検討を行っています。

まちづくりは一人ではできない恵まれた人的ネットワークを活用してほしい

ゼミでの研究材料は、私自身が実際にさまざまな都市で直面した課題などを提供しています。学生に対しては、そのまちに新しい都市計画が実装されていくときにはどのような課題が生じるのか、それぞれの計画を実社会に置き換えて指導するように心がけています。その中で成果のあったものは行政機関に紹介し、採用された際には学生のアイデアが反映されます。また、まちづくりは一人ではできず、学生には外の人間とできるだけ接する機会を設けるよう心掛けていますが、縦・横の人的ネットワークが豊富な早稲田で学ぶことのメリットは大きいと思います。学生には知識よりも知恵を持ってほしい。溢れる情報をいかに組み立てて未来に活かしていくかを考えることは、将来どの分野に進んだとしても役立ちます。科学的な根拠に基づいて自信をもって発言できるようになり、それを武器に自ら未来を創造できる人になってください。


森本 章倫 Morimoto Akinori

創造理工学部 社会環境工学科 教授

※掲載情報は2017年度内の取材当時のものです。

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