Admissions Center早稲田大学 入学センター

繋がりの深い政治学と経済学を同時に学べるのが強み。早稲田の国際的な環境の中で国際感覚を磨こう

政治経済現象を生み出す原因を突き止めそのメカニズムを理解することに重きを置く

私の専門である比較政治経済学は、各国の政治経済的な現象の共通性と差異を説明するものです。私が近年注目しているテーマは自由貿易です。自由貿易に対する賛否が同じ国内で分かれるのはなぜか、その分かれ方の国ごとの違いを研究しています。比較政治経済学に興味を持ったのは大学時代です。当時の日本は、北欧諸国とともに先進国における経済的優等生でしたが、一方は社会民主党、日本は保守系の自民党の長期政権であることに面白さを感じたことがきっかけです。研究では、現象を統計的なデータや歴史的資料などに基づいて分析します。例えば、なぜ自民党が長期に政権を維持できたかについて、良し悪しを論ずるのではなく、その原因について他国と比較しながら説明します。根拠を突き止めて体系的に分析し、そのメカニズムを理解することに重きを置いているのです。

物事を論理的に説明できる能力とそれを他者に伝える力を養ってほしい

私のゼミの目的は、日常的に起きている現象についてその原因を探り、議論する手法を学んでもらうことです。そのため、テーマは私の専門分野に限らず、学生は自分が面白いと思えるものを選びます。例えば、柔道部の学生は先輩たちの就職がよいと感じていたので、就職先や就職率について体育会とそれ以外の出身者との違いについてデータを作成して研究したこともありました。他大学の多くは法学部の中に政治学科がありますが、早稲田の場合は繋がりの深い政治学と経済学を同時に学ぶことに強みがあります。また留学生も多く、ともに学べる国際的な環境は、将来世界で活躍するための大きなメリットになるでしょう。早稲田で、既成の常識に捉われずに自分で複雑な現実を理解し、物事を論理的に説明できる能力と、それを他者に伝える力を養ってグローバル社会で大いに活躍してください。


久米 郁男 Kume Ikuo

政治経済学部 教授

※掲載情報は2017年度内の取材当時のものです。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/admission/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる