Admissions Center早稲田大学 入学センター

【先輩たちのキャリア選択】
池永 頌子さん(国際教養学部卒)

“ 精神的な挑戦”となった留学で学ぶことの意義や自分自身を見つめ直し
キャリアの指針を得ることができた

海外名門大学の学位も取得可能なDD(Double Degree )プログラムで北京大学に留学しました。プログラム参加のための審査に向けた準備などで語学の対策はしていたものの、自分が学んできた中国語と現地の方々が話す中国語にギャップがあり、授業内容がほとんど聞きとれないという現実に直面。そこで一緒にDD プログラムに参加した仲間と手分けしてテキストの単語を調べるなど、寝食以外の時間を勉強に費やしました。これまで経験したことがないほど辛い日々でしたが、その苦しみを共有できる仲間たちは何ものにも代え難い財産です。

留学前は中国に対して少なからず偏見を持っていましたが、根本的には日本人と中国人が似ている部分も多いことに気づかされました。留学は“ 精神的な挑戦”であると私は考えます。言語をツールとして使いこなし世界を見る目を鍛え、いろいろな偏った考えからいかに自由になれるか、厳しい環境に身を置いたことで学ぶことの意義や自分自身を見つめ直すことができたとも感じています。

日本銀行入行後は国際局にて、金融政策や決済システムについて中国をはじめ他国の中央銀行に説明する技術協力・技術支援業務や、アジア開発銀行(ADB )年次総会のサポート業務に携わる機会にも恵まれました。現在は、地域の経済調査や「日銀短観」をまとめる業務に従事しています。まだまだ金融や経済に関する知識が乏しいと感じる場面も多く勉強の毎日ですが、資料を読み込んで自分のものにしていく過程は留学中の生活と重なる部分もあります。また、縁もゆかりもない熊本への配属が決まったときも「中国でやれたんだから大丈夫だ」と前向きに考えることができたように、留学によって得られたものの大きさは計り知れません。ぜひ、早稲田を目指す皆さんには何にでも挑戦してみる姿勢を大切にしてほしいと思います。


池永 頌子 Ikenaga Shoko

日本銀行熊本支店 総務課 経済調査担当
東京都・聖心女子学院高等科出身
2017 年 国際教養学部 卒業

Profile
留学先の北京大学では国際関係論を中心に学び、現地の学生たちとのディベートなどを通して成長を実感した。現地の日本企業でのインターンシップ参加後に帰国し、「日本経済に貢献できる仕事がしたい」という思いから日本銀行に入行。将来は学生時代に培った知識や語学力を活かし、国際系の業務にも取り組んでみたいという。

※掲載情報は2017年度内の取材当時のものです。

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