Admissions Center早稲田大学 入学センター

ものづくりのためだけではなく生活者の行動や考え方をベースにしたものづくりへ

 oishi

分かりやすく情報を伝えることが基本

学部生時代から所属している長幾朗先生のメディアデザイン研究室でUX(User Experience)を基盤とする情報デザインについて研究しました。3年次の授業で“入口と出口”について考えるという抽象的なテーマを扱ったことがきっかけで、地下街で迷う人が多いことを経験的に感じていたことから、どのようなデザインが人に分かりやすく情報を伝えられるかを研究するようになったのです。
卒業研究の「Groundarium 」を考えた時は地下街にいてもビジュアルで目的地までの方角と距離が分かる、ドーム型の3次元地図をデザインしようと考えました。
3次元化したのは、文字や地図、標識などの情報形態を2次元の平面構成に変換するよりも分かりやすいと思ったからです。この作品はデザインの海外コンペティションで賞を受賞することができました。

デザイン・シンキング時代の到来

これからは、生活者自身も気づいていないニーズを掘り起こし、新しい製品やサービスの開発につなげる「デザイン・シンキング」の時代になります。私は既存の技術やマーケットをベースに論理的に発想するロジカル・シンキング的な思考ではなく、生活者の体験やニーズを中心に置いた発想で、利便性や豊かさにつながるデザインを追求していきたいと考えています。修士課程修了後は、企業にデザイナーとして就職しますが、人を幸せにすることを基本に、水・エネルギーなどのインフラ関係を通しての環境問題にも取り組み、ひいては地球全体の生態系までを考えたデザインを考えていきたいという夢があります。
早稲田には日本全国・世界各国から学生が集まり、色々な人の話を聞くことでアイディアが広がっていきます。また、学部生時代から「WASEDA - EDGE 人材育成プログラム」に参加して、企業や自治体の方々とも接し、インタビュー調査などのフィールドワークを行った経験も役に立ちました。これから入学してくる皆さんには、私のように早稲田で自分の好きなこと、興味のあることに徹底して取り組んでほしいですね。


大石 諸兄 Oishi Moroe

東京都・佼成学園高校出身
基幹理工学研究科 表現工学専攻 長幾朗研究室修士課程2 年

Profile

子供の頃から絵を描くことと数学が好きで、それを両立できる基幹理工学部表現工学科に入学。2015 年、地下街にいても地上が見えるドーム型3次元サインシステム「Groundarium 」を世界的に権威のあるコンペティション「Red Dot Award 」に出品し、デザインコンセプト部門で「Best of the Best 」賞を受賞した。

※掲載情報は2016年度内の取材当時のものです。

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