2016年10月24日(月) 16:00から、西早稲田キャンパス55号館応物物理会議室にて、数物系科学拠点 第1回報告会を開催しました。
プログラム:
- SGU数物系ユニットにおける流体数学教育・研究の現状
…基幹理工学部教授 柴田良弘 - 学生海外派遣の効果について
…基幹理工学部数学科助教 齋藤平和
…数物系科学拠点次席研究員 星埜岳 - ヨーロッパ連合(FLUX)との協同事業について
…ポーランドアカデミー教授 Wojciech ZAJACZKOWSKI - 今後の展望について
…研究推進部 小林直人 松永康弘
今回の報告会では、2014年度から現在までにおける拠点での教育・研究の現状についての報告がなされました。特に、今までSGU事業で学生として海外派遣を経験した齋藤氏・星埜氏から、当事業で経験した派遣経験がその後の研究へどのように活きているかといった実例のほか、海外での研究や生活のノウハウをどのように海外へ派遣される後輩の学生たちへ伝えていくかといった課題も示されました。
また、連携拠点の一つであるポーランド科学アカデミー教授Wojciech ZAJACZKOWSK教授により、ポーランドアカデミーを起点としたヨーロッパ連合によるFLUXの事業報告がなされ、FLUX開始時に日本における拠点であった旧早稲田大学非線形偏微分方程式研究所から事業を引き継いだ数物系科学拠点に対する感謝の辞が述べられました。
なお、早稲田大学研究推進部から講評を受け、今後の数物系科学拠点の活動の方向についてよりよい知見を得ることができました。
2017年度から、数物系科学拠点では「数物系科学コース」という博士後期課程対象の選抜コースを設置し、より国際的な研究・教育活動に意欲のある学生をメンバーとして採用していきたいと思っております。今回の報告会は、このコースを次年度から開始するに当たっても有益な機会となりました。