Mathematics and Physics Unit “Multiscale Analysis, Modelling and Simulation”, Top Global University Project早稲田大学 数物系科学拠点

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留学レポート:西湖大学(中国)

数学応用数理専攻 博士課程の江口太一さんが、2024年3月から2024年5月まで、西湖大学に留学しました。このプログラムは早稲田大学数物系科学拠点による支援を受けて実施されたもので、現地では江口太一さんの研究テーマに基づき、以前SGUの研究集会「Recent Topics on the Mathematical Fluid Mechanics」にて招聘された、同大学のProf. Alexey Cheskidovと、3つの共同研究プロジェクトに関して活発な議論が行われました。

1. 滞在場所

中国杭州市、西湖大学

2. 滞在期間

2024年3月26日から2024年5月21日 (56日).

3. 主なホスト教授

Alexey Cheskidov教授 (西湖大学).

4. 研究活動

報告者は受け入れ先のA. Cheskidov教授とナビエ・ストークス方程式の数理科学に関する3つの共同研究プロジェクトを実施しており,現地滞在中はそれについて活発な研究討議を行いました.ここで,同教授は以前SGUの研究集会(開催報告「国際ワークショップ:Recent Topics on the Mathematical Fluid Mechanics」 – 早稲田大学 数物系科学拠点 (waseda.jp))にて招聘された先生であり,本海外渡航はそのSGUの研究集会がきっかけで実現したものです.西湖大学では,同教授の研究室の隣の部屋をオフィスとして借りることができ,その恵まれた環境からほとんど毎日研究討議をすることができました.結果として,いくつかの部分的結果を得ることができ,現在でもメールを通して共同研究を続けております.特に,同教授から流体数学に関する最先端の解析手法やその発想について実践を通して学べたことは大変貴重な経験です.

5. 西湖大学での生活

西湖大学は近年できた大学であり,施設は極めて新しく前衛的な造形をしています.驚くべきは,大学内に5つ以上のレストラン,24時間営業のスーパー,理髪店,銀行,さらには先生や学生の宿舎があり,その中ですべての生活が完結できる点です.さらに,その広大な敷地には自然豊かな庭と大きな川が流れています.もちろん研究施設も充実しており,極めて研究に適した環境であると言えます.大学での食事は,地元の料理に加え,四川料理,欧風料理と様々なものがありました.

6. 最後に

今回の訪問を受け入れてくださったCheskidov先生,また,滞在中に事務手続きで大変お世話になりました同大学の皆様に,この場を借りて深く感謝申し上げます.また,前述のSGUの国際ワークショップでこのような貴重な渡航のきっかけを与えてくださった小薗英雄先生と,渡航の資金援助をしていただいた本プロジェクトに厚く御礼申し上げます.最後に,渡航に係る事務手続きを手厚くサポートしてくださいました,事務の石崎由香利様とアジズ幸子様にこの場を借りて感謝申し上げます.今後も,この経験を生かして研究に励みたいと思います.

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