日時:2015年7月16日(木)10:45~12:15
場所:早稲田大学3号館202室
ゲストスピーカー:陳汝東教授(北京大学新聞与伝播学院教授、早稲田大学政治経済学術院訪問研究者)
コメンテーター:加藤青延氏(NHK解説委員)
講演題:中国宣伝報道のパラダイムシフト(論中国的国家伝播:歴史、範式、挑戦与転型)
概要:(講演は中国語、日本語通訳付)
中国のニュース報道は長期にわたり強い宣伝色を帯びてきた。この影響が他のメディア領域に波及することで、中国報道とその効果に制約を与えている。本発表は、近年の主要中国新聞上での、いわゆる模範的人物の報道をタイプ別に分類し、各類別の定型表現と成立要因の分析を通し、こうしたマスメディアの宣伝方式が報道に与える影響を総括する。そのうえで、グローバル化による転換期を迎えた中国の国家情報発信戦略を見直し、新しい中国のニュース報道のありかたを提唱したい。
主催:早稲田大学現代政治学研究所「日本の対外発信」部会
連続講演会テーマ「跨境コミュニティーの信頼構築とコミュニケーション」
砂岡和子(部会代表 専門:中国語教育,遠隔教育)
宗像和重(専門:日本文学研究)
ソジエ内田恵美(専門:応用言語学、日本研究、政治ディスコース分析)
生駒美喜(専門:ドイツ語音声研究、会話分析、学習者言語の分析)
加藤青延(NHK解説委員 専門:アジアの報道分析)