早稲田大学現代政治経済研究所「日本の対外発信」特別部会では、英語、ドイツ語、フランス語、 ロシア語、スペイン語、中国語、韓国語、日本語の各文化圏における国際学術交流について、 連続シンポジウムを開催中です。
各言語の国際ネットワークの現状把握を通し、世界における日本の研究者の国際学術活動の展望を 得るための企画です。
日 時:12月12日(金)17:00-18:00
場 所:早稲田大学 早稲田キャンパス3号館609室
講演テーマ:スペイン語学文学系学会・研究会の国際交流と国際発信
講 師:木下 登先生(南山大学教授)
司 会・コーディネター:竹中 宏子先生 (早稲田大学人間科学部准教授)
発表概要:
本講演では、日本イスパニヤ学会(AJH)と日本・スペイン・ラテンアメリカ学会(CANELA)を中心として、 スペイン語学文学系学会・研究会の主たる特徴とその国際交流について報告する。 日本イスパニヤ学会は1955年に、「イスパニヤ語諸国の言語・文学など文化一般の研究を促進し、 斯学の発展に寄与することを目的」として創立された。
また、日本・スペイン・ラテンアメリカ学会は1988年に、「スペイン語圏の文学・思想・歴史及びスペイン語教授法に 関するテーマについて研究し、論議することを目的」として設立された。 前者は基本的な運用言語を日本語、後者はスペイン語とする。多くの点において特徴的な活動を展開する両学会に 加えて、スペイン語学文学系の研究会についても報告する。